ドンキの客がソーシャルディスタンスを「維持できる理由」が革新的だった
ドン・キホーテが、ソーシャルディスタンスを意識するための工夫を行ない、注目を集めている。
新型コロナウイルスの影響を受け、昨今ではソーシャルディスタンスの維持が強く求められている。しかし、これまで意識してなかった距離感を急にキープするのは「難しい」という人も多いことだろう。
画像をもっと見る
■絶妙な距離感
人同士の距離を2メートル程度離すことが推奨されているが、日常生活でこの数値を意識する機会は少ないのではないだろうか。漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場する特殊能力・近距離パワー型のスタンドは射程距離が2メートルであるため測定に便利だが、実際問題としてスタンド能力の発現している人はごく僅かだろう。
関連記事:サバンナ高橋、社会的距離を確実に保つため考案した方法が話題 「みんなもやってね」
■絶対的な秩序
ある日、記者(私)が都内の『ドン・キホーテ』を訪れると、そこには衝撃の光景が。どちらかというと「大味」なイメージが強いドンキだが、レジに並ぶ客はソーシャルディスタンスをしっかり意識し、綺麗な距離感を保っているではないか。
そのヒントは足元のテープにあるようだ。スーパーなどでもレジの整列を促すため、床にテープ類を貼っている店舗は見られたが、ドンキのテープは他店と比較にならないほど主張がものスゴい。
「1.8m」という数値がテープで象られているだけでなく、実際に1.8メートル分の矢印をもテープで作成しているのだ。
関連記事:りそな銀行の新型コロナ感染予防対策が話題に 「かわいくて癒やされる」
■店員に話を聞くと…
記者が以前、同店を訪れた際は、床にこのようなテープはなかったはず。そこでレジの店員に話を聞いたところ、つい先週このような表示に変えたばかりだという。
テープの効果は実際に大きいようで、今回の形式に変えてから、客同士の距離感がしっかりキープできるようになったそうだ。
数々のユニークなアイデアを打ち出し続けているドンキ。その発想力は新型コロナが猛威を振るう現在もなお、冴え渡っているらしい。
・合わせて読みたい→ドラッグストアで会計をする年配客 「店員に浴びせた罵声」に耳を疑う
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)