ダンボール製手作り自販機キットが話題 巣ごもり需要で注文が10倍に
新型コロナの影響から売上を減らす企業が多い中、大ヒットしている工作キットの中身とは…
新型コロナの影響で、売上を大きく減らす企業が多い中、巣ごもり需要で注文が大幅に増えた会社が、四国に存在した。また、その会社が作った動画が、SNS上で大きな反響を呼んでいる。しらべぇ取材班は、担当者から詳しく話を聞いた。
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■話題を呼ぶ自動販売機動画の中身
香川県東かがわ市にあるhacomoは、2010年設立の従業員10名の会社だ。ダンボールを製造しているほとんどの企業は、箱用のものを作っているが、この会社は、箱以外のダンボール工作キットなどの企画・製造・販売を手掛けている。引っ越し用ダンボールなどは、一切作っていない。
話題を呼んでいる自動販売機動画は、あくまでhacomoが考える仕組みを表現したという。
自動販売機の仕組み#hacomo pic.twitter.com/V3l7KIC5nb
— hacomo株式会社【公式】 (@hacomo_official) May 20, 2020
もともと、小さい自動販売機の工作キットを販売していたため、これをもとに実際の自動販売機を模して作成したとのことだ。
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■新型コロナの影響で注文が普段の10倍に
この会社が作っているダンボール工作キットは、約150種類ある。担当者によると、以前から通信販売にはあまり力を入れていなかったとのことで、普段は月に50~100件の注文だった。ところが、新型コロナによる巣ごもり需要で、4月は普段の10倍、約1,000件の注文が入ったという。
緊急事態宣言の影響で、家に閉じこもっていた子供たちにも大人気だ。
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■ダンボールとは思えないほどの仕上がり
WOWシリーズは、自らダンボールを組み立てて、色を塗ることも可能。ノリやハサミを使わない簡単組立が特徴で、「本当にダンボールなの?」と疑うほどのできに仕上がる。
また、線路がついたハッピーレールシリーズは、成田エクスプレスやはやぶさ、山手線、京浜東北線など種類も豊富で、鉄道が好きな子供たちにも、たまらない内容となっている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)