「砂糖添付終了ショック」から6年が経過 最新ヨーグルト事情をメーカーに聞いた

明治ブルガリアヨーグルトの砂糖添付が終了した訳とは。また最新のヨーグルト事情は…

2020/05/28 10:40


ブルガリアヨーグルト

2014年にブルガリアヨーグルトの砂糖添付終了は、当時ヨーグルトファンの間では大きな話題となった。それから6年が経過した今、その砂糖を大量発見したという個人のツイートが話題を呼んでいる。

しらべぇ取材班は、発売元の明治から最新のヨーグルト事情について詳しく聞いた。



■大阪万博をきっかけに開発

ブルガリアヨーグルトの歴史は、1970年代にさかのぼる。1970年に開催された大阪万博「ブルガリア館」で、当時の明治スタッフが本場のヨーグルトを試食したことから開発を開始し、翌年に日本最初のプレーンヨーグルトを発売。

1973年にブルガリアの国名使用許可を得て、「明治ブルガリアヨーグルト」に名称を変更した。1981年には現在の容器形状になり、1996年には特定保健用食品に認定され、2014年には、当時惜しまれながらも砂糖添付が終了。

ブルガリアヨーグルト添付砂糖
(写真提供:明治)

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■ヨーグルトの食べ方が年々多様化

砂糖添付が終了した理由について、広報担当は、「蜂蜜やフルーツをかけて食べたり、スムージや料理に使用するなど、プレーンヨーグルトの食べ方が年々多様化しているため」と話す。何も加えずにヨーグルトの風味そのものを楽しむ人が増加していることが、調査でわかったという。

そのため、低温で発酵させる明治独自の製法「まろやか丹念発酵」を新たに採用し、よりなめらかな食感・まろやかな風味を実現させた商品にリニューアルすると同時に、砂糖の添付を廃止。

リニューアル後には、「口あたりが良く、まろやかになった」という感想が寄せられているとのこと。


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■ヨーグルト需要は年々拡大傾向

また、ブランドサイトである「明治ブルガリアヨーグルト倶楽部」では、ヨーグルトレシピを公開しており、「ラッシー」や「レアチーズ風ヨーグルトケーキ」などの定番スイーツレシピにくわえて、ヨーグルトの発酵を利用した「ヨーグルト漬けもの」などが人気だという。

ヨーグルトレアチーズケーキ
(写真提供:明治)

世間の「食と健康」に関する意識の高まりのなか、ヨーグルトの需要は年々拡大しており、砂糖添付終了後もヨーグルト商品の売上は大きく落ち込むことなく、堅調に推移しているそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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