学校現場でマスクトラブル勃発中 文科省・各教委・現場の対応とは…
学校現場でマスクトラブルが勃発中。その対応と対策を、各教育機関に聞いてみた…
気温や湿度の上昇により、マスクを付けるのが辛い時期になってきた。それにあわせて、「ひんやりマスク」などの夏用マスクの発売も相次いでいる。そんな中、今、学校現場でマスクに関するトラブルが起きていることが、取材でわかった。しらべぇ取材班は、学校現場の今を追った。
■学校で相次ぐマスクトラブル
SNS上では、「学校が、アトピーの子供たちにもマスクを付けさせているため、学校から帰ると顔が真っ赤になってしまっている」や「自転車通学のため、この暑い中、マスクを付けていると死にそうになる」といった声があがっている。
また、登校時にマスクを忘れて付けていなかったために、大人から「マスクを付けろ」と怒鳴られたという声も。このような状況を、文科省などはどう考えているのだろうか。
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■文科省は配慮求める通知
文部科学省健康教育・食育課は、マスクの着用について、「基本的には、常時マスクを着用することが望ましい」とした上で、「ただし、気候の状況等により、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、マスクを外してください」と各教委などに通知。
さらに、「その際は、換気や児童生徒等の間に十分な距離を保つなどの配慮をお願いします」と求めている。