尾木ママ、東京のコロナ新規感染者224人に注視 「問題は表面的な数字ではない」
尾木ママが9日の新規感染者数224人に言及。持論をブログに綴った。
9日、「尾木ママ」の呼び名で知られる教育評論家・尾木直樹がブログを更新。新型コロナウイルスの新規感染者数が224人と大幅に増えたことに関して持論の綴った。
■「問題は表面的な数字ではない」
尾木ママは、「すごい数字が出ています」と驚きつつ、「問題は表面的な数字ではなく、内容ではないでしょうか?」と問題提起。
「PCR検査の件数がこれまでの2000人代から3000人代となっており、多くても慌てないこと」「ただし、無症状や軽症の要請者が増えている、つまり市中感染が広がっている可能性が高いです」「集中的な保障対策などが必要」「自衛を強めたい」「重傷者の割合も見たい」と様々な観点を綴った。
最後には「自粛は難しいかもしれないが、感染防止から見ると必要性を感じさせられます」「海外の事例もどう活かすか」ともしている。
関連記事:尾木ママ、東京アラート解除後の感染者増に喝 「質の高い自衛力を身につける」
■共感する声
テレビやメディアなどでは、表面的な新規感染者だけが伝えられていることを綴っている尾木ママに対し「今更自粛は無理そう。マスク手洗いうがいとか行動で自衛しかない気がする」「尾木さんの言う通り、多くても慌てないのが大事」といったコメントが寄せられた。
関連記事:医療だけじゃない? 尾木ママ提唱の「14の崩壊」に危機感募る
■検査数と陽性率
緊急事態宣言解除された先月25日には、検査数が920人だったが、先月には2000人を超え、7月に入ってからは平日は大体3000人がPCR検査を受けている。
さらに検査を受けた人の陽性率も5月から比べるとかなり上昇しているようだ。5月中旬には1%前後だったが、7月は5%を超えている。
単純に新規感染者数が増えたわけではないことがよくわかる。まだまだ油断はできないが、感染者数だけでものを語るのはやめたほうがいいだろう。
・合わせて読みたい→尾木ママ、感染者ゼロの岩手に出されていた要請に驚き 「ひどい話」
(文/しらべぇ編集部・Aomi)