「電脳女将」で人気旅館の一家が豪雨で死亡確認 3月の取材で語っていたこととは
大分県湯平温泉の人気旅館が豪雨の被害に。しらべぇ編集部が3月に取材した宿だった…
しらべぇ取材班が3月に取材した大分県湯平温泉の人気旅館「旅館つるや隠宅(いんたく)」。この旅館が7月に九州を襲った豪雨で被害に遭っていた。しらべぇ取材班は、現地の関係者に当時の状況を詳しく聞いた。
■避難途中に車ごと流された
「電脳女将」のアカウントで情報を発信し、サブカルチャー好きに人気の宿だった「旅館つるや隠宅」。この旅館を営む一家の行方を捜していた大分県は25日、発信を一手に担ってきた渡辺健太氏(28)の死亡が確認されたと発表。
湯平温泉関係者によると、旅館つるや隠宅は、豪雨で床上浸水並びに脇を流れていた川の激流で、旅館の一部が削られる被害に遭った。
そのため、雨がひどくなった中、健太氏と祖母の登志美さん(81)=9日に死亡確認=、登志美さんの長女で母の由美さん(51)=25日に死亡確認=、会社員で父の知己さん(54)の家族全員で、車で避難しようとしたところ、車ごと流されてしまったという。
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■SNS上ではお悔やみの言葉が
SNS上では、「凄く優しい方でした。悲しすぎて言葉失ってます。 お悔やみ申し上げます」、「この方の発信が大好きだったし、何度かやり取りもさせていただきました」、「とても良いかたを失い大変な衝撃です」といった驚きの声やお悔やみが多数あがっている。