沖縄県の医療体制が限界に 県担当者は「新型コロナ用病床が満床になってしまった」
沖縄県の医療体制がひっぱくする緊急事態。県の今後の対策とは…
沖縄県の医療体制が逼迫する緊急事態だ。県の集計では、1日までの人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は18.33人で全国最多。沖縄赤十字病院では、看護師1人と、患者6人の感染が確認された。しらべぇ取材班は、県に現状と対策を聞いた。
■医療体制が逼迫状態
新型コロナ対策本部によると、感染者の急増でコロナ用の病床利用率が130%となり、3日朝の段階で95人が入院待ちの状況となっている。早急にホテルを確保し、待機者をホテルに入れて治療を行う方針だという。
また、現状は無症状者や軽症者を対象に自宅療養を求めているが、「こういった人たちも、ホテルが確保できればそこに順次入れていきたい」と話す。また、医療従事者の人手不足も深刻化しており、看護師や保健師の経験者に現場復帰を要請している。
■米軍の感染も深刻
3日夕方には、新たに新たに37人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表。これで、沖縄県内での感染確認は554人となった。
また、米軍から、海軍のホワイトビーチで1人の感染が新たに確認されたという連絡があったという。沖縄の米軍関係者の感染確認は合計で274人。