歌手としても輝く森七菜、上白石姉妹、菅田将暉 俳優スター時代の到来か

森七菜らの歌手業に挑戦する女優たちの現象をもとに、菅田将暉から始まる、俳優が歌手業に手を伸ばす俳優スター時代の到来を考察。

2020/10/25 10:40


森七菜

森七菜や上白石姉妹など、女優の歌手への挑戦が目立っている。これはどのような背景があるのだろうか。



■女優の歌手への挑戦

現在、『この恋あたためますか』(TBS系列)に主演し活躍している森七菜は、『スマイル』という楽曲を歌っていることでも注目される。

上白石姉妹も歌が特技であることをたびたび披露しており、特に上白石萌音は音楽番組にもよく出演。『2020FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系列)では、池田エライザとともに絢香の『I believe』を披露している。

歌がプロ並に上手い女優が出てきていることも特徴だが、なぜこのような女優の歌手への挑戦が目立っているのだろうか。


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■企画で歌手ができる時代の終わり

こうした現象は菅田将暉の歌手業の成功が大きく影響していると言えるだろう。このように書くと、「そもそも俳優は石原裕次郎の時代から歌うものだ」という反応もあるようだ。

しかし俳優の歌手業への挑戦は、ここ十数年ほど断絶の期間にあった。印象的だったのが2006年に発売された仲間由紀恵 with ダウンローズの『恋のダウンロード』という楽曲の売れ行きで、オリコン初登場8位、初動2.2万枚。

成功だったという評価もあるようだが、このような大きな企画の仕掛けはもっと売れるものだったはずだ。企画の勢いで売れる時代の終焉であった。

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■俳優が歌うことに違和感のある時代
仲間由紀恵菅田将暉上白石萌音柴咲コウ池田エライザ森七菜コロナ
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