評論家の宅八郎氏が死去 香山リカ氏「才人であったことは確かです」と追悼
『イカす!おたく天国』などの著書でも知られる「おたく評論家」の宅八郎氏が8月に死去していたと報じられた
4日、評論家の宅八郎氏(本名・矢野守啓)が、8月に小脳出血のため死去していたことが分かった。57歳だった。
■マルチな才能を持つ「おたく評論家」
マジックハンドとサラサラの長髪がトレードマークの宅氏は、「おたく評論家」という肩書で人気を博し、『天才・たけしの元気が出るテレビ!』(日本テレビ系)など様々なメディアに登場。
『イカす! おたく天国』(太田出版)などの著書でも知られ、タレント、コラムニストのみならず、ミュージシャンやDJとしてもマルチな才能を発揮していた。
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■香山リカ氏が思い出を語る
彼が「宅八郎」になる前からの知り合いでした。だんだん強烈なキャラから素の繊細な青年に戻る時間が減っていき、距離ができたままになってました。才人であったことは確かです。ご冥福をお祈りします。サブカル全盛の良い時代でしたね、あの頃…。 https://t.co/d3bLgVRwIq
— 香山リカ (@rkayama) December 3, 2020
宅氏の突然の訃報に、ツイッター上には作曲家の片岡宏介氏や、精神科医の香山リカ氏、映画評論家の町山智浩氏など、多くの人々から追悼の声が集まっている。
香山氏は、「彼が『宅八郎』になる前からの知り合いでした」として、「だんだん強烈なキャラから素の繊細な青年に戻る時間が減ってきた」ことから疎遠になったことを明かしつつ、「才人であったことは確かです」と、宅氏の才能を惜しんでいる。
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■サブカルチャー全盛の時代を回顧
宅氏が死去したというニュースを受けて、ツイッターのトレンドランキングに「八郎さん」「評論家の宅八郎氏死去」「おたく天国」というワードが急浮上。
一般のツイッターユーザーからも、森高千里のフィギュアを持つ姿や、サブカルチャー全盛だった時代を懐かしむ声が多く寄せられている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・星子)