『あさイチ』女性を苦しめる心の不安 バービーの言葉に多くの共感の声
「女性ホルモンバランス」に関する話題のなかで、女性視聴者たちからの悩みに優しく寄り添ったバービー。知性と優しさ溢れるコメントに、ネットでも多くの反響が
お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーが、10日放送の『あさイチ』(NHK)に出演。「女性の心とホルモンバランス」をテーマにトークし、SNS上で共感の声を集めている。
■自分の中にいる「モンスター」
仕事、結婚、子育て、介護などの人生の変化に加え、生理、妊娠、出産、閉経に伴う女性ホルモンの変動が心に影響を与えているといわれる女性たち。新型コロナウイルスの影響か、昨年は女性の自殺者の数が11年ぶりに増加していた。
心の不安の原因はストレスなどさまざまだが、番組では女性ホルモンの影響に注目して紹介していく。バービーは「めちゃめちゃ波が激しいほう」と話し、女性ホルモンの影響によるコントロールできない不調を「ビッグフットに左右される」とUMAの名前を挙げ、「飼いならせないモンスターを飼いならすみたいなくらい、自分の中にモンスターがいる」と表現。
現在37歳のバービーだが、「いまだにどうやればモンスターに打ち勝てるかわからない」と話した。ちなみに、しらべぇ編集部が過去に調査したデータでは、女性の59.6%が「どうしようもないほどイライラすることがある」と回答。男性の割合よりも14ポイント以上高い結果になっている。
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■「論理的思考が破壊的に」
番組では、バービーと同じくホルモンバランスに悩みを抱える女性や、コロナ禍で心に不安を抱える視聴者の声を紹介する。
これらの声を受けバービーは「聞いていて胸が痛くなるくらい共感しちゃう」とし、「そういう状況下って、客観的にもなれないし、論理的思考が破壊的に働かなくなる。だから長期的にも考えられなくなっちゃって、自分が暗いトンネルの中にいるような感覚になってしまう」と自身の経験を交えてコメント。
「そういうときに家族とか身の回りの人が声をかけてくれると、気付ける瞬間があるのかなって思いました」と話した。