大阪のたこ焼店が悲痛な叫び「コロナより人間が怖い」 店主の想いを聞いた
コロナ禍と病という二重苦に見舞われた店主に三度災難が。その心ない言動とは…
政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は5日の参議院予算委員会で、コロナ感染の「終息」についての次のような見解を述べた。「おそらく今年の冬までは感染が広がり、重症者も時々は出る。季節性インフルエンザのように不安感がなくなれば終息となる」という。
そんな中、大阪の大学近くにあるたこ焼店の悲痛な叫びが大きな反響を呼んでいる。
■二重の苦難に
大阪経済大学のすぐそばにある「たこ焼たこば」は、コロナ禍前は売上の大部分を大学生が占めていた。しかし、新型コロナ感染拡大の影響から、この1年間大学はリモート授業で、今も門が閉まった状態だという。
そんな苦しい中、店主の島田氏は病に倒れ今年1月から1ヶ月の入院生活も体験。コロナ禍と病という「二重の苦難」に見舞われたが、最近新たな問題に心を痛めている。
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■心ない言葉に苦悩
島田氏の店は持ち帰り専門店のため、1日6万円の営業時間短縮協力金の対象外。しかし、来店客からは日に何度も「支援金をもらっているのだから、おごってや」、「休業期間中は支援金で旅行に行ってたん?」、「車買い替えたらしいやん」といった心ない言葉を浴びせられるという。
正直に今の想いを綴りました。
お客様に御来店を頂かないと、私のお給料は出ません。
本当はこんな事はお伝えしたくはありません。
御理解の程、よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/pOk7MAUtWn— 大阪 上新庄 たこ焼たこば (@takoyakitakoba) March 4, 2021
「あたかもすべての飲食店が協力金の対象になるような政治家の発言やメディアの報道はいかがなものか」と島田氏は憤る。