飛行機が迷わず目的地に行ける理由をチコちゃんが解説 ある目印を元に飛んでいた
『チコちゃんに叱られる』で飛行機が迷わず目的地に行ける理由を解説。「ウェイポイント」がキーとなっていた。
2日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「空には目印がないのに飛行機が迷わないのはなぜ?」が注目を集めている。
■「ウェイポイントのおかげ」
チコちゃんのテーマに対する回答は「ウェイポイントのおかげ」という。日常生活では全く使われない「ウェイポイント」だが、どういう意味なのだろうか。
空には、地上のように道路や標識や看板、建物などといった目印になるようなものは一切ないが、代わりに用意されているのがウェイポイント。ウェイポイントとは、飛行機が飛び立つ空港から目的地の空港までの進路上に設定されているもの。
それぞれのウェイポイントは緯度・経度で表されており、ウェイポイントから次のウェイポイントへ、そしてまた次のウェイポイントへといった形で、空に設定されている目印をたどることで、迷わずに進むことができる。
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■どうやって判断している?
しかし、これはあくまで人が作った地図上の話であり、実際に空にはウェイポイントを具体的にわかるものはない。飛行機が実際にウェイポイントを通過しているかわかりやすくするため、シミュレーターを頼りに操縦している。
コンピューターの性能に助けられていると考えがちだが、コンピューターに頼り切りではダメだという。刻一刻と天気の状況が変わる空を安全かつ正確に飛行するにはウェイポイントの存在が必要不可欠であるようだ。
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■管制官と綿密なやりとり
例えば、ウェイポイントのルート上に雲が発生し、予定通りの飛行機ができなくなった場合、パイロットは空の交通整理をする管制官に進路変更を提案。
管制官の承認を得るとパイロットはルートを変更。ナビゲーション画面には、もともとのルートに加えて、変更後のルートが点線で表示される。
さらに次のウェイポイントも表示させることができるため、雲を避けて通過した後、またウェイポイントに戻ると本来のルートに戻ることができる。予め決められたウェイポイントを中心にコミュニケーションを取るため、簡単で間違いが起こりづらいのだという。
普段の生活で使うことのないウェイポイントという言葉だが、飛行機が飛ぶには欠かせないものだった。これから飛行機に乗るときはどこのウェイポイント通過しているのか調べてみるのもいいかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)