緊急事態宣言による「酒の提供禁止」「消灯」要請 歓楽街に効果はあったのか?
東京・新橋の歓楽街。緊急事態宣言で状況は変わったのか?
新型コロナウイルス感染拡大に関連し、25日から発出されている3度目の緊急事態宣言。
居酒屋が多く立ち並ぶ東京の繁華街・新橋は土日でも多くの人が行き交うが、初日であるこの日、しっかり効果が出ていた。
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■休業かノンアルか
菅義偉首相は23日に緊急記者会見を開き、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県において緊急事態宣言を発出。
期間はゴールデンウィークが終わる5月11日までとしており、飲食店は休業もしくは、酒類提供をなくした上で20時までの時短営業をするか、選択を迫られることになった。
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■強制的に「消灯」
今回は街頭の看板やネオン等も20時以降の点灯を停止するよう要請が出されており、店舗も20時閉店ということから、結果的に夜は「街灯のみが灯るということに結果になる」と小池百合子東京都知事も23日の定例会見で説明。
人々がより出回りにくい状況をつくり、感染拡大に歯止めをかける狙いだ。
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■街は活気なく
25日19時台、歓楽街・新橋も普段に比べるとだいぶ活気が少なかったが、20時になっても小池都知事が目指す「街灯のみ」の状況にはなっていなかった。
しかし前述のルールに則り休業を決めた店舗も散見され、酒類提供を止めたことで酔客が騒ぐ姿もなくひっそり落ち着いていた印象だ。
ガールズバーや風俗店の客引きの人数もまばら。飲食店が受けるダメージは相当なものだが、「密」状態を作らせないことでは効果を発揮しそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)