舛添要一前都知事、小池百合子都知事に苦言 「この人は何を考えているのだろうか?」
きょうの東京都新規感染者数は、1月28日以来となる1000人超え。これに対し、舛添要一前都知事が危機感と小池都知事への苦言を示した。
前東京都知事の舛添要一氏が、29日に自身のツイッターへ新規投稿。同日に発表された東京都の新規感染者数に絡め、現東京都知事である小池百合子知事に苦言を呈した。
■3ヶ月ぶりの1,000人超を受けてツイート
きょう発表された東京都の新規感染者数は1,027人。1,000人超えるのは1月28日以来であり、第4波と言われるその感染拡大が現れる形となった。
これを受け、舛添氏は「東京都のコロナ感染者1027人、大阪の後追いをしている。今後も増え続けるだろう」とツイート。感染拡大により医療崩壊が叫ばれている大阪府を引き合いに、今後の増大にも懸念を示した。
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■「何を考えているのだろうか?」と批判
小池知事は27日、大阪の病床逼迫に伴い、東京都での患者受け入れを表明する“助け舟”を出している。しかし、舛添氏はこれに「何度も言うが、東京は、小池都知事の提案するように大阪の重症者を受け入れるような状況にはない」と同ツイート内で指摘。
東京に他府県民を受け入れるほどの余裕はないとした上で、「一方で、都民に『stay home』を叫びながら、このような思いつきの発言をする。この人は何を考えているのだろうか?」と小池知事を厳しく批判した。
東京都のコロナ感染者1027人、大阪の後追いをしている。今後も増え続けるだろう。何度も言うが、東京は、小池都知事の提案するように大阪の重症者を受け入れるような状況にはない。一方で、都民に「stay home 」を叫びながら、このような思いつきの発言をする。この人は何を考えているのだろうか?
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) April 29, 2021
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■医療政策の至らなさも指摘
舛添氏はその後も、「雨にもかかわらず、都内も盛り場には結構な人出だ。これで雨が止んで晴天になれば、また人出は増えるだろう」とツイート。
人流が抑制されていないことに危機感を示したが、一方で「自粛疲れもあるが、政府や自治体の無策が目立つ」と同情も示している。
最後も、「病院や医者の数は世界でトップクラスなのに、医療崩壊が起こっている。この1年以上にわたって、医療資源の最適配分を怠ってきたツケである」と国や自治体の医療政策を批判した。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)