トイレで発見した落書き、意外な正体に驚愕 じつは何より「本質」を捉えていた
トイレの個室でよく見かけるのが「落書き」だが、中にはそんな名で呼ぶのがおこがましいほど意義のあるメッセージも存在するのだ。
個室トイレでしばしば見かけるのが何者かによる「落書き」だが、くだらない内容と知りつつも、つい目で追ってしまうもの。しかし中には落書きの概念を超越した意義のある「メッセージ」が見つかるケースも珍しくないのだ。
■トイレを使用する際の注意点
3日、ツイッターユーザーの「らだす@キャベツ」さんは個室トイレのドアに貼られた注意書きの写真を投稿。
注意書きにはトイレの鍵の図解がついたイラストが添えられ「ドアを開けて出るときは、必ず鍵の引っかかる部分が下向きになるようにしてください」「上を向いたままにしていると、震動などで、人がいない時に鍵かかってしまうことがあります。ご協力をよろしくお願いいたします」と、つづられている。
関連記事:スタバのトイレで出産する客を助けた元バリスタ 成長した少年と18年ぶりに再会
■単なる落書きと思いきや…
利用者一人ひとりの意識を変えるための分かりやすい注意書き…と思いきや、こちらの呼びかけに疑問を抱いた人もいる模様。張り紙のイラストには、丸印と共に「このあたりに重りをつけたらよいのでは?」という疑問が記入されていたのだ。
こちらのメッセージを受け、らだすさんはツイート本文にて「解決案が生徒から提案される東工大、さすがです」とつづっており、他のユーザーからも共感の声が相次いでいた。
https://twitter.com/Hajeladas/status/1400393417172025347
関連記事:スマホをトイレに持ち込む人の「驚くべき言い分」 およそ5人に1人も…
■日頃から「考える」ことの大切さ
東京工業大学・大岡山キャンパスにある図書館(通称:チーズケーキ)の一階トイレにて、こちらの注意書きを発見したというらだすさん。
注意書きに対する「回答」を見ての感想については、「解決策を考えて提示するなんて普通やるか? と思ったのと同時に、これは日常的に考える癖がないとできないことだと思いました。やはり東工大生だなぁと感心しました」とコメントしてくれた。
トイレの利用者が鍵の状態に注意することは「予期せぬ鍵の施錠」という問題発生のリスクを軽減することに繋がるが、「鍵が勝手に施錠されてしまう構造」という根本的な問題は解決できない。
「落書き」と聞くと軽薄な内容のものを思い浮かべる人も多いと思うが、ときには今回のように物事の「真理」を捉えた鋭い考察に出会える機会もあることだろう。
・合わせて読みたい→おなかが痛くて個室にいたら… トイレで起きたトラブル4選
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)