天気予報の「所により」正しくはどんな意味? 『めざまし8』の解説に驚き
『めざまし8』の天気予報のコーナーで、天達武史気象予報士が「所により」について解説。谷原章介も驚いた様子で…。
14日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、気象予報士の天達武史氏が、天気予報で聞く「所により」の正しい意味について解説。視聴者からも反響を呼んでいる。
■天達氏による予報用語の解説
テレビの気象情報コーナーでは、気象予報士が専門用語を使って解説する場面も目立つ。なんとなくニュアンスは理解できるものの、その正しい意味を理解できている人はそう多くはいないのでは。
この日の番組で天達氏は、14日の東京都の「くもり時々雨 所により雷を伴い激しく降る」という天気予報を例に出し、予報用語のひとつである「所により」の正しい意味について解説した。
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■「所により」の正しい意味は…
天達氏が番組MC・谷原章介に「『所により』ってどんなイメージがあります?」と質問。谷原は悩みつつ「どこか…ほぼほぼ僕には降らないかなって思い込んでます。結構僕、晴れ男だって思い込んで生きてるところがあって…」と回答した。
これに天達氏は「気象用語なんですよ、一応。正しい意味があるのでお伝えしたいと思うのですが、じつは対象エリアの50%未満の地域で降ることを『所により』って言うんですよ」と説明。
対象エリアの50%未満の中でも地域が散在して、場所を特定しにくい場合を指すようだ。
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■天達氏「夕立系の雨だと思って」
また天達氏は「ただ半分以下でも降ったところでは、雷を伴うような強い雨になることが結構多いので、もし自分のお近くの予報に『所により』ってついていた場合は、当たる可能性は半分より少ないんですが、降ったら激しいんです」「結構、夕立系の雨だと思っていただけると」と語る。谷原は「え、『所により』のほうが激しいんですか?」と衝撃を受けていた。
今回の放送を受け、ツイッター上では「毎日見ている天気予報なのにまだまだ知らない事が多いなあ」「天達さんのおかげでいろいろ知れて嬉しい」「天気予報って、時々紛らわしい」といった視聴者からの反響が寄せられている。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)