小池都知事、減少傾向の新規感染者数に言及 「一言でいうともうひと踏ん張り」
新規感染者数が減少傾向にあるものの、医療提供体制がひっ迫していると説明する小池都知事。今後の対策は…。
24日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にあるものの、医療提供体制は厳しい状況にあると言及した。
■感染者は減少傾向
会見冒頭、新型コロナウイルスの感染状況について触れた小池都知事。
16日に発表された新規感染者数の7日間平均が約1,011人に対し、23日の新規感染者数は531人(7日間平均で547人)と大幅な減少を見せているが、「感染状況、医療提供体制ともに変わらず、最高レベルの赤が灯り続けています」と厳しい状況にあることを説明する。
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■入院患者数は高い水準
感染拡大に影響を及ぼす夜間滞留人口については、一定程度低い水準で推移。さらに都民や事業者の協力、ワクチン接種が進んだことにより、新規感染者が減少に転じたと小池都知事は語った。
しかし入院患者数については、「第3波のあとの底となった、3月の最低数1,250人を大きく上回る2,046人となっております」と、危機感をあらわにする。