藤井聡太三冠、豊島将之竜王に4勝0敗のストレート勝ち 最年少四冠達成
藤井聡太三冠が豊島将之竜王に4連勝で竜王を奪取。史上最年少・初の10代四冠を達成した。
12日、13日に行われた竜王戦七番勝負第4局で藤井聡太三冠が豊島将之竜王を下し、4連勝。竜王奪取に成功した。
■勢いそのまま4連勝で竜王奪取
8月に竜王戦の挑戦権を獲得した藤井三冠。挑戦権獲得当時は、王位・棋聖の二冠状態だったが、9月に叡王戦で豊島叡王を破り叡王獲得。史上最年少三冠となっていた。
10月8日に竜王戦七番勝負がスタート。1局目から勝利を収めた藤井三冠は勢いそのまま4連勝し、竜王を奪取した。
竜王を獲得したことで、羽生善治九段が保持していた最年少22歳9カ月を大幅に更新する19歳3カ月で最年少四冠の偉業を達成。史上初の10代での四冠であると同時に序列トップとなり、全棋士の頂点に立った。
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■豊島竜王とタイトル戦を3戦
今年度は、棋聖・王位を防衛、叡王と竜王を獲得した藤井三冠は今年は豊島竜王と戦い続ける1年となった。王位戦では勝ち上がった豊島竜王と対局し、4勝1敗で藤井三冠の勝利。叡王戦では藤井三冠が挑戦者として対局、3勝2敗の接戦で藤井三冠の勝利。
好勝負を繰り広げる2人に将棋ファンからも竜王戦も好勝負必至とも言われていたが、藤井三冠の4連勝と圧倒的な強さを見せつける結果に。