高速道も疾走する謎のかわいい牛 担当者は「牛に親しみを感じてほしい」
担当者は「身近だったはずの遠い存在になってしまった酪農業を現代社会において再度注目してほしい」と話す。
北海道内の生産者団体は、新型コロナウイルスの影響で牛乳や乳製品の消費が減り、在庫が過剰になっていることから、道内の来年度の生乳生産量を抑制することを発表。
現在、消費者にいっそうの消費拡大を呼びかけている。そんな中、高速道を走るかわいい牛がSNS上で話題を呼んでいる。
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■各種イベントに出張
この牛は、成田ゆめ牧場(千葉県成田市)所有のキッチンカーで、ゆめ牧場のマスコットキャラクター「ゆめこちゃん」の姿をしている。このキッチンカーが導入されたのは、2018年で高速道を走ることもあり、Jリーグの試合会場やお祭り、フェスなどにも出張。
担当者は「当牧場のPR効果はもちろんだが、後継者不足により身近だったはずの遠い存在になってしまった酪農業を、現代社会において再度注目してほしい」と話す。また、「牛に親しみを感じてほしいという目的もある」と語った。
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■ミルキーで濃厚な味わい
キッチンカーで常時販売されているのが「自家製ジェラート」。成田ゆめ牧場の牛乳を使用しており、このジェラートのミルキーで濃厚な味わいから、牧場のファンとなるケースも多いという。
そのほかイベント開催場所、季節に応じてドリンクや焼きもの、物販などを行っている。なお、「キッチンカー出張希望」を牧場に連絡するとイベント内容を鑑み、出張可能かどうか判断しているそうだ。