“空飛ぶ宝石”カワセミの可憐な姿を激写 撮影者は「ピントを合わせることが難しい」
撮影者は「なるべく日当たりの良い場所で待ち構えて、近くに来たときに見逃さないようにカワセミ特有の声に聞き耳を立てておくことが大事」と話す。
カワセミは、腹はオレンジ色で、背はコバルトブルーに輝いているため「空飛ぶ宝石」といわれている。全長17センチほどで、素早く水面に飛び込んで小魚などを捕獲。
「チー」という細い声で鳴き、春に繁殖期を迎えると「チーチ、チチチ」などと少しにぎやかになる。そんなカワセミの可憐な姿がSNS上で話題を呼んでいる。
■特有の声に聞き耳
投稿したるいずさんによると、撮影日は今月4日で場所は近所の川だという。「川を散策し始めて、1時間ほどたった頃に撮影に成功した」と話す。また、「動きが早く、小さい鳥も多いので、飛んでいる最中は特にピントを合わせることが難しかった」と語る。
撮影する上でもコツについては「なるべく日当たりの良い場所で待ち構えて、近くに来たときに見逃さないようにカワセミ特有の声に聞き耳を立てておくことが大事」と述べた。るいずさんは、撮影歴4年ほどのフォトグラファーで、動物園巡りをしながら野鳥も撮っているという。
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■魚とりの名人
カワセミは、スズメより大きく、身体の割に頭とくちばしが大きいのが特徴。1年中見られる「留鳥(りゅうちょう)」で、川や湖、沼、海岸などで見られる。
水面上に張り出した枝や岩などにとまって水中の獲物を狙い、直接または空中で低空飛翔してから急降下し、ダイビングして捕らえる。また、ヘリコプターのように空中で停止するホバリング状態からダイビングし、魚を捕らえることもあることから「魚とりの名人」との異名を持つ。