息子らにSNS詐欺を働いた男に立ち向かった母親 大それた言い分に驚愕
息子をだまされ激怒した母親が反撃に出たが、その結果は…。
Twitterを介して、サッカー観戦を楽しみにしていた子どもたちをだまし、チケット代を奪った男に激怒した母親。その悲劇と母親の警告を現地メディア『Mirror』や『Echo』が報じている。
■見知らぬ男からメッセージ
ケイト・ベーレさん(37)の息子(16)とその同級生は、イングランドのサッカーリーグ「EFLカップ」で行われる対アーセナル戦を楽しみにしていた。
その息子たちがTwitter上で試合のチケットを探していると発信したところ、見知らぬ男から「試合のペアチケットを持っている。Apple Payでチケット代1万2,500円を送金してくれたら交換する」というメッセージが届いたという。
2人が迷わず送金すると、男からの反応は途絶え、アカウントもブロックされていることに気付いた。
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■詐欺の理由に母親は驚愕
その事態を知ったケイトさんは、同じ男が同様のペアチケットを販売しているアカウントを見つけ出し、返金するよう猛烈にメッセージを送った。
すると男はあっさりと罪を認め、「お金がないから仕方なくだましていた。許してほしい」「できることならお金を返したいけど、通報されるのは嫌だ」と答えたという。
ケイトさんはそのあまりにも身勝手な話に驚き言葉を失ってしまった。その後お金を返してもらう約束をするも、ケイトさんのアカウントもブロックされたそうだ。
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■SNS上で拡大する詐欺被害
ケイトさんは今回の一連の騒動を、警察には通報していないという。たとえ通報しても、SNS上での被害に対して警察が適切な処置をとるのかが、不安だからだそうだ。
毎年SNSの詐欺被害が拡大する中、こうした被害を未然に防ぐには、どうするべきか。その危険性をケイトさんは訴えている。
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(文/Sirabee 編集部・多田一喜)