SWASH代表・要友紀子氏が参院選出馬 AV女優ら当事者と連携し対話の重要性語る
20年以上、性風俗従業員らを支援する活動に携わり、国際NGOでも理事を務めている。
性産業で働く人々の健康と安全のために活動する団体・SWASH代表を務め、2021年からはアジア太平洋地域のセックスワーカー団体をつなぐ国際NGO・APNSWの理事も務めている要友紀子氏が、17日、衆議院第一議員会館で会見。
第26回参議院議員通常選挙への立候補を表明した。立憲民主党から全国比例区での出馬となる。
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■風俗産業従事者の支援団体を立ち上げ
要氏は、1976年和歌山県出身。1998年に専修大学経営学部を中退。1999年からSWASH代表を務め、20年以上にわたって性産業で働く人たちへの支援や人権擁護活動に取り組んできた。
直近では、コロナ支援金の風俗産業への不支給問題や、今国会で可決成立したAV新法について共同声明も発表していた。
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■コロナ給付金では「差別」も
出馬のきっかけとなったのは、2020年にコロナ支援金が性風俗事業者に対して給付除外になった問題。SWASHなどが厚生労働省に要望書を提出した結果、支援金については給付対象となったものの持続化給付金はいまだ性風俗事業者が対象外のまま。
事業者などが国を提訴した裁判では、30日に東京地裁で一審判決が出る。要氏は会見で、「これまで性風俗産業の関係者が、今まで政治的な力を持ってこなかった。持つことを許されなかった」と語る。