マスク社会で日焼け止めに”異変” 「リモートあるある」で変わった使う理由
コロナ禍で日焼け止めを使う目的は「紫外線から守る」だけではなくなっていて…。
コロナを機に生活におけるあらゆるものが一変した。その一つとして、外出する際にマスクを付けるのが当たり前になっている。
「マスク社会」になったことで、この時期当たり前に塗っていた日焼け止めに「異変」が起きていて…。
■コロナ禍でも使う人が多数
コロナ以前の日焼け止め市場は、人々の意識の変化などもあって10年連続で拡大を続けていた。しかし、一部のメディアでは、2020年は外出を自粛するようになった影響で同年の日焼け止め関連商品の売り上げが落ち込んだと報じられている。
だからといって、日焼け止めを使わなくなったわけではない。ネット上では、「今日もしっかり日焼け止め塗らなきゃ…」「会社行くのもメガネ、マスクのすっぴんだけど日焼け止めはちゃんと塗ってる」「マスク生活になっても、基本的に日焼け止め塗ってるわ」など、サンケアをしている人の声が多数見受けられる。
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■「シミ対策で使う人が多い」
一時期に比べると外出したり、人と会う機会も増えたが、現在の日焼け止め事情はどうなっているのだろうか。化粧品はじめ、多くの日焼け止め商品を扱う資生堂に話を聞いた。
同社によると、サンケアニーズは変わってきているという。「コロナ禍の日常において、単に日焼けから肌を守るだけでなく、シミ対策のために日常的にサンケアを使用している方が多いです。毎日の使いやすさを求める傾向が高まっています」(資生堂 グローバル広報部)。
… シミ対策? たしかに日焼け止めを使う目的の一つかもしれないが、マスクでほとんど顔が隠れているのにそこまで念入りにするのだろうか。
まったく日焼け止めを使わない記者は内心そう思ってしまったのだが、そこには後述するような背景があったのだ。