ロシアによるウクライナ侵攻から半年 プーチンが強気の姿勢を貫く理由は…
欧米はロシアに対して一斉に経済制裁を強化した。それでもプーチンが何もなかったような顔で強気の姿勢を貫ける理由は…。
欧米はウクライナに侵攻したロシアに対して一斉に経済制裁を強化したが、それには限界が見え始めている。なぜプーチンは強気の姿勢なのか。
■世界が震撼したこの半年
2月24日、世界は震撼した。多くのロシア専門家も予想しないなか、ロシアがウクライナに侵攻したのだ。それ以降、ロシアが首都キーウに向かって進軍するなか、あちこちで建物が破壊され、多くのウクライナ人が家を追われ、隣国のポーランドやモルドバをはじめ世界各国に避難した。
この惨劇を引き越したプーチン、ロシアに対する風当たりも日に日に強くなり、米国など欧米はウクライナに対する軍事支援を強化し、今日では一進一退の戦況となっている。現在、戦況はプーチンの描いた構想は全く上手くいっていない。
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■強気の姿勢を貫くプーチン
また、経済的には、欧米や日本はロシアに対する経済制裁を強化した。既にマクドナルドやスターバックスなど世界的な企業が相次いでロシアから完全撤退し、ロシア人従業員の雇用に問題が出るなど、ロシア経済には一定のダメージとなった。
ロシアが被った代償はあまりにも大きいことは言うまでもないが、プーチンは何もなかったような顔で強気の姿勢を貫いている。