サッカー日本代表サポーターのゴミ拾い 否定的な声もあるが実際は…
SNSでは「こんなことで褒められるのは恥ずかしい」などといった否定的な声も散見される。そこで調査してみると…。
11月21日に開幕した2022FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会。日本代表の試合の後、必ずといっていいほど報じられるのが、日本サポーターのマナーの良さ。とくにスタジアムのゴミを拾う行為だ。
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■好意的な報道が多いが
もともとは、サポーターが代表ユニフォームの色に合わせて青いビニール袋をもってスタジアムに集まり、試合後にそれをゴミ集めに使ったことがこの習慣のきっかけ。他国サポーターには見られない行動は、国内メディアだけでなく海外でも興味深く報道されることも。
しかし、SNSなどではこの行動に疑問を呈する声も。「世界の強豪と比較してサッカーの実力が劣っているにも関わらず、こんなことで褒められるのは恥ずかしい」という意見や、屁理屈に近いようにも聞こえるが、「清掃担当者の仕事を奪っている」という意見まで。
では、世間はこの行為についてどのように考えているのだろうか。
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■8割は「良いこと」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女903名を対象に調査したところ、全体の81.7%は「サポーターのゴミ拾いは良いことだと思う」と回答。圧倒的な割合で、世間一般からは高く評価されていることがわかる。
ちなみにSNSで散見された「恥ずかしい」と考える人は6.8%。「仕事を奪っている」という意見の人はわずか3.0%にとどまった。
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■40代では否定派も目立つ
ちなみに、世代別で見ると40代だけが突出。11.4%が「恥ずかしい」と回答し、「仕事を奪っている」と答えた人も3.6%にのぼった。
全体ではかなり限られた割合ながらSNSではやや目立つという傾向から、SNSに親しんでいる世代がそうしたノイジーマイノリティの影響を受けている可能性もあるだろう。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女903名(有効回答数)