Aマッソ・加納愛子らピンで戦える能力 若手女芸人達の台頭に期待できる理由
Aマッソ・加納愛子、ヒコロヒー、ゆりやん、福田麻貴、ラランド・サーヤら若手女芸人について考察。
昨今は、若手女芸人の台頭が目覚ましい。ゆりやんレトリィバァ、ヒコロヒーなど、次々と台頭する若手女芸人。そしてAマッソの加納愛子の活躍に注目したい。
■若手女芸人筆頭株・ヒコロヒー
若手女芸人は多様になるとともに、活気づいてきた。非常に独立した歩みを進めているのが、ヒコロヒー。日向坂46の齊藤京子とともにMCを務める『キョコロヒー』(テレビ朝日系)が印象的だ。
ピン芸人らしいトーク力とツッコミ力、またボケにも回れる器用さが素晴らしい。やさぐれキャラながら綺麗さも兼ね備えた若手スター芸人の1人である。
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■Aマッソ・ 加納愛子
昨今活躍目覚ましい若手女芸人の1人といえば、Aマッソの特に加納が挙げられるだろう。『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)でも披露しているプロジェクションマッピング漫才など、加納の芸は意欲的なもの。
格闘ゲーム的に喩えれば、加納はテクニカルな大技を使いがちであり、逆に言えば空振りやすい面があるところが弱点か。
しかし、加納は若手女芸人の中でリーダー性も、またビジュアルもアーティスト性も備えた芸人なのだ。
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■女芸人と「容姿いじり」
昨今の若手女芸人の活躍は「容姿いじり」が封印されたためか、ビジュアル性の高い女性芸人の活躍が目立っている。ビジュアルを話題にすること自体、「ルッキズム」として批判もされがちではあるが、いずれにせよ個々のよさを認め合うことが大切だろう。
ただお笑いの観点から言えば、「容姿いじり」芸の安易さは否めない。また実際に、女性としての尊厳を損ないがちな芸によって、女芸人を長く続けられない傾向があるのも事実だろう。少なくとも女性芸人の「容姿いじり」芸の封印は、正しい風潮だったと言えそうだ。