貝印の「ガチのコーヒーセット」を試したら… さすがの“キレ味”に驚き
貝印が本気でコーヒーと向き合った? 話題の「コーヒーセット」を試してみた。
カミソリや調理用品などを取り扱う刃物メーカー・貝印が、「コーヒーを楽しむ事ができる商品」を先月から販売開始。なにやら、かなり本気を感じる商品だそうで、実際に試したら衝撃を受けた。
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■本気のコーヒーセットが登場
今回、貝印が打ち出したのは「コーヒー豆」と「コーヒーミル」。いずれも世界最高品質のコーヒーを追求する「ミカフェート」とコラボレーションした商品となっている。
コーヒー豆は「スイーツにすごく合う珈琲」「切れ味鋭い珈琲」の2種で、コーヒーミルは手挽きタイプの「The Coffee Mill」。
公式オンラインストア限定で、コーヒー豆やコーヒーミル単体、またドリップポットやドリッパーといった一通りの器具が揃った「コンプリートセット」を購入することができる。
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■斬新なネーミング
「スイーツにすごく合う珈琲」「切れ味鋭い珈琲」という、興味深いネーミングのコーヒー豆。
「スイーツにすごく合う珈琲」は文字通り甘いお菓子に合う味わいにブレンドされており、対する「切れ味鋭い珈琲」は刃物を扱う貝印ならではの「関の刀鍛冶に継承された匠の技」といったキレがあるという。
焙煎度合いやブレンドが異なるため、当然味わいにも違いが生まれる。一体どのようなコーヒーに仕上がるのだろうか。
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■丁寧に淹れる楽しみ
もちろん豆は「The Coffee Mill」で挽いていく。白を基調としてデザイン性に優れた商品だが、豆を挽く際に粉が出にくく安定した粒度で挽けるとして機能面もばっちり。ちなみに、粒度に違いがあると、雑味やえぐみが出たり味のバランスが崩れたりするため、美味しく抽出する際には意外と重要なのだ。
豆をしっかりと量り、ミルにセットしていく。手挽きの場合、粉砕した豆の破片が飛ぶことが多々あるのだが、フタがあるためその心配はない。また、本体がかなり軽いため、あまり疲労感を感じず豆を挽く時間を楽しむことができる。
このセットにはデジタル温度計も付属するので、しっかりとお湯の温度を計っていこう。もちろん豆の種類や挽き方によるため正解はないのだが、今回はミカフェート流に則り85~90℃で試すことに。
初回の注ぎで蒸らしたり、円を描きながらお湯を注いだりと、簡単そうに見えてこれが意外と難しい。ドリップ後に飲むために作るのはもちろんだが、この丁寧にコーヒーを淹れる過程も醍醐味だろう。
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■美味いじゃないか…!
そうして完成したのがこちら。深めに焙煎している「切れ味鋭い珈琲」は、濃厚な香りが漂う。一口飲むと、しっかりとした苦味の中に程よく酸味が感じられかなりバランスがいい印象。
ガツンとした味わいでありながらもしつこくないキレの良さが印象的で、目覚めの一杯などで楽しむと良さそうだ。
そして、「スイーツにすごく合う珈琲」は甘いお菓子に合うと謳っているため苦味が強いかと思いきや、そうではなくかなり爽やかな味わい。単体だと酸味を強く感じるが、スイーツと合わせるとこれがちょうどいい。なるほどこういうことか。
どちらも、コンセプトに沿った個性がありつつもしっかりと美味しかった。コーヒー好きはもちろん、これからコーヒーを始めてみようという人にもぴったりのため、気になった人はチェックしてみよう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・根室 ひねき)