正月に多発する「お餅をのどに詰まらせる」事故 意外にも若い世代が…
毎年、死者も出ているお餅の事故。調べてみると経験しているのは高齢者だけでなく…。
お正月に欠かせない食材ながら、毎年のように高齢者などがのどに詰まらせて死亡事故が起きるお餅。厚生労働省と消費者庁の発表によると、2018年には65歳以上で363人、2019年には298人がお餅を含む死亡事故で亡くなっている。
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■事故の背後にヒヤリ・ハットも
お餅による窒息事故の43%は1月に発生し、とくに正月3が日が多いという。ハインリッヒの法則では、1つの重大な事故の背後には29件の軽微な事故があり、さらにその背後には300件の「ヒヤリ・ハット」があると言われている。
高齢者に多いお餅による死亡事故だが、のどに詰まらせた経験がある人だけなら、実際はもっと多いのではないだろうか。
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■20人に1人は経験
Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の4.5%が「お餅をのどに詰まらせた経験がある」と回答した。限られ割合ながら、20人に1人くらいは危機を感じていたことになる。
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■意外にも若い世代に
今回の調査結果を世代別に検証してみると、意外な傾向も。最も割合が高かったのは、10〜20代で7.1%。年代が上がるほどに下がっていき、リスクが高そうな60代では1.9%だった。
噛む力や飲み込む力が衰えている高齢者では実際に事故が多発しているが、警戒心の薄い若い世代も油断は大敵のようだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)