勇気を出して… 約8割がした経験のある「電車の座席」にまつわる親切な行動
電車を利用するときには、周囲の人への配慮も大切なのだろう。
電車の座席に座っているときに、高齢者や体の不自由な方が近くにいたらどのような対応を取るだろうか。座席を譲る人が多いと思うが、勇気が出ずになにもできない場合もあるようだ。
■約8割「座席を譲った経験あり」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「電車の座席」に関する意識調査を実施したところ、全体で80.0%の人が「電車で座席を譲った経験がある」と回答した。
男女別で見ると、男性が79.7%、女性が80.3%となっていた。
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■若い層では男女間で差があり
性年代別で見ると、60代女性が一番多い割合になっている。
また10〜20代の若い世代では、男女間で約17ポイントほどの差があるのが印象的である。
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■積極的に席を譲るように
席をよく譲るという30代女性は、「自分はまだ元気なほうだと思うので、高齢者や怪我をしている人などがいたら席を譲るようにはしています。ものすごく疲れていて『このまま座っていたい』と思うこともありますが、やはりそれは申し訳ない気がして…」と自分の気持ちを語った。
続けて、「私はおせっかいなところがあるので、席を譲るときに声をかけるのにも躊躇はしません。ただ周りの人を見ていると、黙って立ったりジェスチャーだけだったり、もっとスマートな感じがします。私の場合、少しうるさく思われているかもしれませんね」とも話していた。
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■優先座席を譲れずに
勇気がなくて席を譲れない20代女性は、「お年寄りなどに席を譲ったほうがいいとは思っているのですが、人見知りが激しいためになかなか声をかけることができません。しばらく迷い続けたまま、結局はなにもしないのがいつものパターンなんです」と語る。
優先座席さえも譲れなかったようで、「先日も優先座席に座っていたときに、目の前に老夫婦がやってきたんです。さすがに優先座席はまずいと思ったのですが、そこでも勇気がでなくて…。老夫婦を前に優先座席に座り続ける、感じの悪い人になっていました」と続けた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
対象:10代~60代男女800名