日本人の3割超、あの「おじさんムーブ」経験していたと判明 WBCの影響なのか…
「おじさん構文」に匹敵する、おじさんムーブの代表格が「野球」でのたとえ。WBCに注目が集まるいま、日本人の3割超が身に覚えがあるようで…。
「おじさん構文」に続いて「おばさん構文」がツイッタートレンド入りを果たすなど、「中年らしい言動」が話題となりがちな昨今。自身の行動を顧みている人も少なくないはず。
なお世間では、野球に関する「おじさんムーブ」が定期的に話題となっているのだ。
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■注目度の高いWBC
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催もあり、日々のニュースやテレビ番組の話題は、文字通り「野球一色」となっている。中には「普段は野球を観ないが、WBCだけは別」といったノリで、試合観戦を行なう人もいるのでは。
人々の注目を大いに集めているWBCと合わせ、今回は「おじさんと野球のコンボ」について見ていきたい。
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■おじさん世代と「野球」といえば…
その話題というのが「おじさん、仕事の話を野球に例えがち」という説。
試しにGoogleの検索バーに「野球」「例え」と入力したところ、真っ先にサジェストで「おっさん」が登場し、他にも「分からない」「ツッコミ」など、あまり好意的に感じられないフレーズが出現したのだ。
振り返ってみると、これまでの職場のおっさん世代の中にはチャンスを「打席」、変わったアイデアを「変化球」、率直な意見を「ド直球」と表現する人物が決して少なくなかった。
一方、職場でもプライベートでも女性から「とにかくまずは塁に出よう」「ここは全員野球で行こう」など、野球じみた提案を受けた記憶は皆無である。
そこで今回は、全国の男女1,000名を対象として「野球のたとえ話」が本当におじさんムーブなのか確認することに。
調査の結果、「物事を野球にたとえて説明した経験がある」と回答したのは、全体の32.2%と判明。世代ごとの回答を見ると、最も若い10〜20代が唯一3割未満となったが、最もポイントの高い40代と比較しても約8ポイントしか差が見られない。
実際は、特に「おじさんムーブ」というほどではなかったのか、と安心したのも束の間。ここに「性別ごと」の回答傾向を組み合わせると、とんでもない結果に…。
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■やはり「おじさんムーブだった」と判明
じつは男性だけに限った話でいえば、全年代で4割以上が「野球にたとえた経験アリ」と回答していることが判明したのだ。最も割合が大きいのは40代男性で51.2%、次いで30代男性が49.6%、50代男性が49.0%と続く。
一方、女性は辛うじて60代女性の23.1%が「経験アリ」と答えているものの、他の世代ではいずれも同年代の男性と比較し、30ポイント以上も下回る結果となったのだ。
こうしたデータに直面すると、やはり野球のたとえ話は「おじさんムーブ」であると認めざるを得ない。しかし勿論、これはあくまで「データ」の話であり、野球好きな若年層の女性が「物事を野球にたとえるケース」自体は、当然存在するはず。
野球のたとえ話が大好きな世のおじさん諸君は、ただ野球にたとえるだけでなく、「分かりやすく説明する」ことも併せて意識したい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)