新庄剛志監督、“補強を直談判”報道に… 高木豊氏が提言「自前でやりゃいい」
新庄剛志監督が球団側に補強費用の捻出を直談判したとの報道を受け、高木豊氏が提言。「お金はいらないと思う」と話す。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が27日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督に向け、チームの補強について提言した。
■「補強費用の捻出を直談判」と報道
今回の動画では、新庄監督が「6番バッターと先発ピッチャーが1人でもいてくれたら」と、補強の費用の捻出するよう球団社長に直談判したと報じた記事を取り上げ、高木氏がその必要性について論じることに。
高木氏は新庄監督の意向について、クリンナップを打つ選手の「後ろで支えてくれる人がほしいんだよね」と推測。「パ・リーグのピッチャーでホームランを打つっていうのは至難の業。外国人(選手)を連れてきても慣れるまでに終わっちゃうような感じがするよ」とし、国内でのトレードについても「成立しづらい」と語った。
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■「今川がいるじゃん」
続けて、「お金いらないと思うよ。自前でやりゃいいじゃない。何でも金で解決しようとするからおかしくなるんだよ」と主張すると、「今川(優馬選手)がいるじゃん」と指摘。
「今川を6番で使えばいいじゃん。DHでも。あの子は雰囲気変えられるから、いいと思うよ。何で先発しないかっていうのが分からないぐらい調子がいいんだもん」と強調した。
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■「落ち着かせて戦わせること」が大切
さらに、「金で選手を獲ってきてはめようっていうのは、あんまりいい考えではないと思うよ。育てたほうがいいと思うよ」と苦言を呈し、「日本ハムで大切なのは、落ち着かせて戦わせるってことが一番」とも。
選手たちの守備位置についても、これまでのプレー歴を考慮した上で慣れているポジションにするべきだと訴えると、「そこをまず整備してから、本当に足りないっていうんだったら、球団は(お金を)出すと思うよ」などと話していた。
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■ファンからさまざまな意見
高木氏の主張に、ファンからは「自分も同意です。守備の人ならいろんなポジション守ってほしいけど、打撃の人は守備位置を固定して打撃に専念させたい」「とりあえず野手より投手の補強が先だと思います」「負傷したメンバーが戻ってくるまで踏ん張ってくれれば」といった声があがった。
また、新庄監督について「離脱者も多い中、いろんな手を使って頑張ってると思うけど!」「私は新庄監督よくやってると思う」「新庄はやってくれます。この発言は監督の作戦。絶対に強くなりますよ」と理解を示すコメントも寄せられている。