ダイソーで見つけた「カメラ」掃除グッズ、プロカメラマンは使えると判断したか?
ダイソーで見つけたエアブラシ。「カメラ」にも使えるそうだが、その実力の程は…。
100円ショップ・ダイソーで販売している「パソコン・カメラ用エアブラシ」(110円)。カメラ専門店では10倍以上の値段で販売されているものだが、果たしてその実力のほどは? カメラマンが試してみた。
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■レンズ交換の際に混入してしまう「ホコリ」「チリ」
ミラーレス一眼、デジタル一眼ユーザーの必須アイテムであるエアブラシ、ダスター。現場では頻繁にレンズを交換するため、本体、レンズ接合部分にホコリやチリが混入しやすく、そのホコリに湿度が加わるとカビとなって本体やレンズを蝕んでしまう。
記者は年間100件近い会見、記者発表会、イベントを取材をしており、砂塵吹き荒れるグラウンドや競馬場、豪雨の屋外などのシチュエーションでカメラを構えることもしばしば。毎回ホコリが入り込まないよう、カメラ、レンズ本体や接合部をエアブラシやダスターでケアしている。
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■風量が著しく弱い…
そんな時、ダイソーで110円で買えるエアブラシを見つけた。通常は1,500円~3,000円するもので(写真左)、それに比べるとだいぶ小ぶりだが値段的には奇跡と呼べる価格。
商品の使い方は簡単。エアバッグ部分を握って先端から空気を「プシュップシュッ」と吹き出させ、ホコリを吹っ飛ばす。
…しかし思ったよりパワーが弱い。記者の肌感では普段使っているエアブラシの20分の1程度のパワーで、この風量ではホコリを一気に除去することはできなさそう。何度かプシュップシュッとすればうまくいくかもしれないが、風の弱さが心細いのだ。
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■ブラシ部分は合格点
裏面の説明書を見ると、エアバッグ部分の空気孔を指で押さえ空気の勢いをつけるよう書いてあったが、それを試してもいかんせん風量が少ない。ただ、先端についているブラシそのものでレンズ表面のホコリを払うことができたので、この点に関しては価値があると感じた。
旅行先など出先にエアブラシを忘れた際、近隣でダイソーを見つければ最低限のケアができそうだ。そんな“最後の砦”としてこの商品を覚えておくべきなのかもしれない。
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■ノートPCにも使えるには使える
ちなみにノートPCのキーボードもこれで掃除してみた。同じくエアーは弱いものの、キーの隙間に入ったホコリや髪の毛などはブラシ部分でかき出すことができた。
「他のブラシでもできるのでは?」という意見もありそうだが、このお手軽サイズと絶妙な柔らかさのあるハケが十分使えたことはきちんと記しておきたい。気になったかたはブラシメインの利用で一つ携帯しておいて良いのかも。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)