藤島ジュリー景子社長、“顔出し”の裏で囁かれる評判 「攻めの姿勢」に周囲も驚き
「顔出し」で注目が集まるジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長。彼女はどんな人物なのか。
14日、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が、亡くなった前社長・ジャニー喜多川さんの生前の「性加害」に関する見解を発表した。同社の公式ホームページで公開された動画で顔を出し、騒動について謝罪。
ネット上では、普段表に出ることのないジュリー社長の「顔出し」が話題になっている。彼女には、「意外な一面」があって…。
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■女優をやっていた過去
ジュリー社長はジャニーさんの姉で、ジャニーズ事務所の名誉会長を務めたメリー喜多川さん(2021年に逝去)の長女。じつは、1973年にフォーリーブス主演のミュージカル『見上げてごらん夜の星を』で芸能界デビューしており、77年の特撮ドラマ『小さなスーパーマン ガンバロン』(日本テレビ系)や79年の『3年B組金八先生』(TBS系)などに出演したことがある。
その後数年、女優業を続けたが、引退。2019年7月に前社長であるジャニーさんが亡くなったため、同年9月からジャニーズ事務所の社長を務めている。
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■「初プロデュースはTOKIO」
女優を引退して以降、ジュリー社長が公の場に姿を見せることはなかった。そのため、冒頭の動画での顔出しが注目されたのだ。
「渦中の人」となったジュリー社長はどんな人物なのか。ある芸能事務所関係者が語る。
「女優を引退し、大学卒業後にフジテレビで働き、ジャニーズ事務所のプロデュース業に関わるようになりました。ジュリーさんが初めてプロデュースしたのは、TOKIO。彼女のプロデュースによって、TOKIOはロックバンドスタイルの人気グループに成長しました。そうした実績もあり、社長まで登りつめましたが、横柄に振る舞うことなく、常に周囲への気配りを欠かさない人ですよ」(芸能事務所関係者)。
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■嵐を大ブレイクさせた手腕
数々の功績を残したジュリー社長、業界内では嵐をプロデュースした手腕が語り継がれている。前出の芸能事務所関係者が続ける。
「今でこそ、嵐は国民的アイドルとして広く認知されています。ですが、1999年にデビューしてしばらくはCDもなかなか売れず、苦しい時代がありました。そんな壁に突き当たっていた嵐を一気にブレイクさせたのが、ジュリーさんだったんです」(前出・芸能事務所関係者)。
きっかけは、2000年代の「あのドラマ」だった。
「松本潤さんが出演した05年の『花より男子』(TBS系)と07年の『花より男子2』です。この2作品で、松本さんと嵐に注目が集まりました。ジュリーさんは『嵐がブレイクするならここしかない』と考えたのか、この時期の嵐の売り込みに力を入れたそうです。実際、この頃は07年に二宮和也さんと櫻井翔さんが『山田太郎ものがたり』(TBS系)、08年に大野智さんが『魔王』(同系)、09年に相葉雅紀さんが『マイ・ガール』(テレビ朝日系)と、メンバーのドラマ出演が続きました。主題歌にも嵐の曲が起用され、いずれも大ヒットしています」(前出・芸能事務所関係者)。
もちろん、本人達の努力によるところが大きいのは言うまでもない。だが、ジュリー社長の「勝負に出るべき時はしっかり攻める」姿勢が功を奏したのだろう。
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■「一般の人に近い感覚」
5人と共に、世間に“嵐”を巻き起こしたジュリー社長。前出の芸能事務所関係者は、彼女が手がけるグループには特徴があると指摘する。
「TOKIOや嵐、関ジャニ∞など、どのグループも長期間じっくり育て上げ、幅広い世代に認知されています。苦しい時期があっても焦らず、ブレイクするタイミングをしっかり考えているのでしょう。ジュリーさんはいい意味で世間一般の人に近い感覚を持っているので、世の中の流れをよく理解していると思います」(前出・芸能事務所関係者)。
ジャニーズ事務所では、昨年から滝沢秀明氏の退社、King&Princeのメンバー3人の脱退・退所、そしてジャニー喜多川さんの「性加害」騒動など、混乱が続いている。今後、ジャニーズはどのような動きを見せるだろうか──。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)