3歳児が銃を撃ち母親と指名手配犯が負傷 アメリカの銃問題がより深刻に
3歳児が銃を撃ち、2人が負傷する事件が発生。アメリカでは銃関連の事件が後を絶たない。
アメリカで、3歳児が発砲した一発の弾丸により、2人が負傷する事件が起こった。被害者のうちの1人は、殺人罪で指名手配されていた男だったという。『CNN』や『ABC News』などの海外メディアが報じたが、詳しい経緯は明らかになっていない。
■1発の銃弾で2人が負傷
5月中旬、アメリカ・インディアナ州で3歳の子供が銃を発砲し、負傷者が出た。子供が撃ったのは1発の銃弾だったというが、負傷したのは2人だった。
そのうちの1人は銃を撃った子供の21歳の母親で、もう1人はトレイショーン・スミスという男だ。
スミスは母親の友人で母子が暮らすアパートを訪れていたというが、イリノイ州で殺人容疑で指名手配されていた男であり、治療のために病院を訪れた後に逮捕された。
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■深まる事件の謎
3歳児の母親の恋人がメディアの取材に応じ「少なくとも、誰も殺されたり、ひどい怪我をしなくてよかった」と語ったが、それ以上のことについては言及しなかった。
なぜ3歳児が銃を持っていたのか、なぜ1発の弾丸で2人が負傷したのか、そしてスミスはそのアパートで何をしていたかなど、多くの疑問は明らかになっていない。
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■銃規制の議論は停滞
また近隣住民は「銃があるなら子供の手が届かないところにしまっておくべきだ。そうすれば今回の事件や、前回のような事件は防げた」と話す。
「前回の事件」とは、同じくインディアナ州で2ヶ月前に、5歳児が銃を発砲した事件のことだ。その際には5歳児の弟が弾に当たり、亡くなってしまった。
アメリカは、銃による殺人事件や無差別乱射事件の発生率が最も多い国だ。子供が銃を手にし、事件や事故を引き起こすケースも頻発しているが、依然として銃規制の議論は停滞している。
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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)