プロの板前が教える「ブロッコリーの一番おいしい食べ方」は天ぷら 食べた瞬間に納得
煮ても焼いてもおいしいブロッコリー。しかし、一番おいしく食べられる方法は…? 東京都墨田区の天ぷら店「河原のあべ」の店主・あべこういち氏おすすめの食べ方を実践してみた。
茹でてよし、焼いてよし、手軽にレンチンでも良しの野菜「ブロッコリー」。何に合わせてもおいしいが、素材の味を楽しむなら「天ぷら」が一番?
東京都墨田区の天ぷら店「河原のあべ」の店主・あべこういち氏がYouTubeチャンネル『まかないチャレンジ!』に「一番おいしいブロッコリーの食べ方」を投稿。はたして本当なのか、Sirabee編集部が実際に試してみた。
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■「ブロッコリーの天ぷら」の材料
・ブロッコリー
・玉水(水1500ccに全卵4個を目安)
・薄力粉
・揚げ油
動画では玉水と薄力粉を使ってブロッコリーを揚げているが、比較のために天ぷら粉を使ったバージョンも試してみる。玉水は一般家庭だと1500ccも使わないので、水375ccで全卵1個にしている。
あべ氏がブロッコリーのおいしい食べ方として天ぷらを挙げる理由は「高温で熱を入れるため香りが立つ」「衣でまわりをコーティングすることで旨味が逃げない」「揚げることで適度に水分が抜けて味が濃くなる」の3つ。プロの板前がイチオシする天ぷらとはどれだけおいしいのか。ブロッコリーの天ぷらは食べたことがないので非常に楽しみだ。
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■各材料の準備
ブロッコリーは房も茎も食べるため、半分に切り落とす。茎の根元の皮を厚めにカットして、3枚くらいにスライス。上のほうの茎は皮が薄いのでそのままスライスして問題ない。房は適度な大きさにカットして、大きければ縦半分にしよう。すべて切り終えたら水で洗い、タオルなどでしっかりと水分をとっておく。
玉水は冷蔵庫で冷やしておくのがポイントで、衣と油の温度の差があるとおいしくサクッと揚がる。薄力粉を加えていき、あまり混ぜないよう注意しながら適度なかたさに調整しよう。
後述するが、天ぷらを揚げるのが得意ではない人は天ぷら粉を使ったほうが楽。天ぷら粉を使う場合、パッケージの分量だと衣がややもったりしてしまうので、水は多めに入れたほうがいいかもしれない。
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■揚げるときの注意点
素材の味を楽しむため、打ち粉は必要なし。油の温度は180℃を目安に、「衣はたっぷりまぶして、揚げる前に余計な衣は切る」を意識して2分を目安に揚げよう。一定の温度を保ちつつ、揚げ玉はすぐに取り除くのがポイントだ。また、油から引き上げる際に、一瞬だけ高温にすると衣がサクサクするぞ。
ブロッコリーの天ぷらの完成。写真右が玉水を使ったもので、左が天ぷら粉を少し薄めて揚げたもの。衣の付き方が全然違うので、天ぷら初心者は素直に天ぷら粉を使ったほうがいいかも。ハードルが高いため敬遠しがちな天ぷらだが、あべ氏は「間違いないから。これがブロッコリーの一番おいしい食べ方だから、保証するぜ」と言っていた。はたして、気になる味は…
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■ガチでハマるおいしさ
サクッとした食感の衣、鼻から抜けるブロッコリーの香り、そして甘くて濃い味が最高。天ぷらは蒸し料理ともいわれているが、それが非常にわかる味わいだ。たしかに、茹でたときや焼いたときと全然味が違う。
茎の部分も甘くておいしい。天ぷらは非常に手間がかかること、料理の難易度が高いのは間違いないが、それに見合ったおいしさがある。ブロッコリー単体を味わうなら間違いなくこの食べ方と言い切ってもいいほどおいしいので、ぜひ試してみてほしいぞ。
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■その他のレシピもおすすめ
思わず試したくなるレシピが数多く投稿されている『まかないチャレンジ!』。目玉焼きで作る「まかない目玉焼き丼」は、目玉焼きの香ばしさ、卵かけご飯とは違った卵の食感がたまらない。簡単に作れて食べごたえも抜群なのでおすすめ。詳しくは過去の記事でレビューしているのでチェックしてほしい。
■本当においしいブロッコリーの調理方法
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)