任天堂、ネットで話題を呼んだ“株主総会 質疑応答” 公開資料の「要約力」が高すぎると反響 約5スクロールが157文字に…
一部で話題を呼んだ任天堂の株主総会 質疑応答。その「要約力」の高さに反響があがっている。
27日、任天堂は「第83期 定時株主総会 質疑応答」を公開。一部で炎上した長文質問の「要約」が上手すぎると話題を呼んでいる。
■任天堂の株主総会質疑応答が公開
23日に行なわれた第83期 定時株主総会。今回は同会にて実施された株主と任天堂代表取締役社長・古川俊太郎氏による質疑応答をまとめたPDFファイル「第83期 定時株主総会 質疑応答」を公開した。
今回の質疑応答では、株主らから「次世代機」に関する質問が飛ぶも、具体的なスペックや発売時期への言及は避けられていたり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にある「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の拡張計画が語られたりしていた。
基本的に株主総会では、1人につき1質問まで簡潔に述べる必要がある。しかし、今回の「第83期 定時株主総会 質疑応答」では、とある株主の質問内容とその長さが、一部で話題を呼んでいた。
というのも、今回話題となった質問内容というのが、Nintendo Switch用ソフト『スプラトゥーン3』の主人公キャラであるインクリングの性別による格差について言及した…というものだ。
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■イカボーイが冷遇されている?
同シリーズでは、これまで「ボーイ」と「ガール」でキャラクターの性別を選ぶことができ、一部ファンの間では「イカボーイ」「イカガール」と呼ばれ親しまれていた。しかし、今作からは最初に髪型から男性より、女性よりの姿を選択することはできるが、明確に「ボーイ」と「ガール」を選択することはなくなった。ただ、メインキャラ・司令の性別も選ぶことが可能だ。
過去作では「ボーイ」と「ガール」でエモートが変化していたのだが、今作からは「ガール」エモートに統一。発売前に公開された映像では、司令が「ガール」の姿で映されていた…らしく、話題の株主は「イカボーイが冷遇されている」と長文で言及していたようだ。
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■ツイッター上で騒動が話題に
一連の騒動は、他の株主によってツイッター上で報告されたり、本人と思われるアカウントが言及内容の長文メモをツイッター上に投稿していたことによって話題が広がった。
一部では「まぁ色々言われてると思うが、よく頑張ったな」といった擁護の声が上がっていたが、「同じスプラファンとして恥ずかしい」「質問文もう少し簡潔にできなかったのか」など場違いな言及に対して、批判的な意見が相次いで寄せられていた。
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■5スクロールが157文字に要約
そんな中公開された「第83期 定時株主総会 質疑応答」。議事録にはどのように書かれていたのか気になった人が多かった模様。PDFを確認してみると、スマホのメモ約5スクロール分ほどの長さだったはずの質問がわずか「157文字」にまで要約されていた。
これに対してネット上では「任天堂イカボーイの要約うま」「ここまで要約できるのさすが任天堂って感じ」といった反響が寄せられていた。また、他の質疑応答の内容に対しても要約の上手さが光っていたようで、「マジでわかりやすい」との声もあがっている。
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(文/Sirabee 編集部・北田力也)