約4割が“凍った飲料”にガッカリ しっかり冷やしたかっただけなのに…
炭酸飲料は凍らせると容器が爆発する危険性もあるという。
厳しい暑さのなか汗だくで帰宅し、好きな飲料をキーンと冷やして飲みたいと、冷凍庫で急冷したことがあるという人もいるのではないだろうか。しかしその行為が思わぬ危険を招くことも…。
■急冷していた飲料が凍ってしまった
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で39.7%の人が「缶の飲料を冷凍庫で冷やしているのを忘れて凍らせてしまったことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は47.0%、女性は32.1%という結果になっている。
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■気付いたときにはカチコチに
編集部が話しを聞いた40代の女性は、「冷凍庫でビールを冷やしているのを忘れてしまい、翌日、庫内でカチコチに凍ったビールを発見したときは思わず脱力しました」と述べた。
汗だくで帰宅し、キンキンに冷えたビールを飲みたくて冷凍庫に入れてからシャワーを浴びたが、結局、疲れてそのまま眠ってしまったそうで、朝起きて思い出したときにはすでに遅かった、ということのようだ。
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■どんどん溢れるビールを一気飲み
ビールがシャーベット状になっていたという40代の男性は、「2本目のビールをしっかり冷やして飲もうと思い、1本目を飲んでいる間だけ冷凍庫に入れたのですが、食事をしているうちに忘れてしまって…」と述べた。
思い出したときにはすでに凍り始めていて、冷たいけれどあまり美味しく感じられなかったそう。さらに、炭酸の状態が変化したせいかどんどん溢れてくるのでこぼれないうちに飲み干さなければならず、大変な思いをしたという。
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■容器内の圧が高くなり爆発の危険も
アサヒビールの公式サイトによると、誤って凍らせてしまったビールを飲んでも害はないが、氷の部分は、ほとんどエキス分を含まない水で、炭酸ガスも抜けており、ビール本来の味も変化しているという。
また、凍ると容器内の圧力が高くなり、隙間が生じて炭酸ガスが抜けたり漏れたりすることもあるという。場合によっては容器が破損し、思わぬ怪我につながることもあるかもしれない。同サイトでは、「ビールは冷凍庫には絶対入れないでください」と呼びかけている。
汗だくで帰宅した日などに急いで冷やしたい気持ちもわかるが、万が一の事故を考えて、ビールや炭酸飲料などを冷凍庫で急冷するのはやめたほうがよさそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)