BreakingDown9「ベストバウト」選手、記者陣も絶賛したファイトスタイルと狂犬ぶり
ブレイキングダウン9に初出場した大阪の狂犬・シェンロンに注目が集まっている。
格闘技イベント「BreakingDown」(ブレイキングダウン、以下BD)代表の格闘家・朝倉未来が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。26日に行われた第9回大会の総括を行い、今大会初出場となった“狂犬”シェンロンの一戦を「BDの歴史に残る一戦」「ベストバウト」と絶賛した。
■シェンロンvs尾田優也
大会終了後、まだ会場の解体音が響き渡る中、「終わったばかりなので、自分が感じたことを話させてもらいます」と試合を振り返った朝倉。
最も盛り上がったと話すのが今回初企画である「喧嘩自慢地区対抗戦」。国内4エリアでオーディションを行い、5人1チームの素人喧嘩自慢を編成しトーナメントで戦わせるという内容で、「肌で感じるほど声援が一番多くて、この企画は大成功だったかなと思う」と語りつつ、大会を通してのベストバウト賞として大阪代表・シェンロンと北関東代表・尾田優也のバンダム級ワンマッチを挙げる。
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■試合はシェンロンのKO負け
両者は試合前から闘争心をぶつけ合ってきており、前日会見では幾度も大乱闘劇を起こすなど、視聴者たちを沸かせ続けていた。
試合では序盤からシェンロンがパワフルなパンチを繰り出し続け圧倒するも、狙いすました尾田の右パンチを受けダウン。すぐに立ち上がり逆襲に転じ、今度はワンツーをモロに受けた尾田が膝をつきダウンするという一進一退の攻防に。
残り20秒はノーガードの打ち合いになり、最後は尾田の放った右ストレートでシェンロンが2回目のダウンをとられKO負けとなった。
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■「BDの歴史に残る一戦」
シェンロンのそれまでのビッグマウスぶりに「口だけ」「弱そう」とディスる声もネットでは上がっていたが、見ごたえ十分の熱いファイトにファンたちも魅了され、試合後は「シェンロン最高」「好きやわ~」「完全シェンロンのファンになっている」と称賛の声が上がっている。
朝倉もこの一戦について、「記者会見でも一番暴れていた2人。どっちも絶対負けられない戦いだった中で、ダウンを取り、取られ、会場の熱狂もマックス。BDの歴史に残る一戦だった」と高く評価した。
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■次なるストーリーも…?
長年格闘技を取材し続ける格闘技記者の男性も、シェンロンの戦いぶりを絶賛する。
「オーディション時からイキり方が別メンバーとは違い、裏方であるBD・溝口勇児COOを突進してはじき飛ばそうとするなどガチの狂犬でした。試合ではBDの原点である“喧嘩ファイト”を繰り広げ、惜しくも負けたが予想以上に善戦。試合後、相手の強さを認め『いいドツキ合いができた。でも悔しい』と語る姿に、ファンもより感情移入できたと思う。朝倉代表もこういう選手を求めているはずで、シェンロンには今後もこの素の性格を全面に出し続けて欲しい」(格闘技記者)。
今回の盛り上がりを見て、朝倉は地区対抗戦の続編企画を進めることを明かしている。
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■執筆者プロフィール
キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。
中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材中。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)