半数以上の人が寂しさを感じる季節 「秋の到来とともに楽しい季節も終わる気が…」
秋になって気分が落ち込み意欲がわかなくなったという人は、「秋うつ」の可能性も。
紅葉や果物狩りに運動会など、楽しいイベントもたくさんあるにも関わらず、なぜか秋には物悲しいイメージがあるという人も多いのではないだろうか。
■秋になるとふと寂しさを感じる
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で56.9%の人が「秋になるとふと寂しさを感じることがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は53.9%、女性は59.8%という結果になっている。
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■寂しいような切ないような不思議な気持ち
編集部が話しを聞いた40代の女性は、「真夏の熱気が和らいで、日が短くなっていくのを感じると、頭の中で森山直太朗さんの『夏の終わり』が流れて、寂しいような切ないような不思議な気持ちになるんです」と述べた。
彼女によるとその感覚は、子供の頃、夏休みが終わりに近づくにつれ感じていた寂しさに似ているそう。「夏の終わり=楽しい季節の終わり」と感じる人は多いのではないだろうか。
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■猛暑を乗り切り一気に虚脱感に襲われる
秋の初めは体調を崩しがちだという40代の女性は、「猛暑をなんとか乗り切って、やっと涼しくなってきたと思ったら体調を崩すことが多くて、フッと気が抜けて、空っぽになったように感じることがあります」と述べた。
夏は子供の休みに合わせてイベントや行楽を企画することも多いうえに、暑さに負けないようにと気を張って過ごしていることもあり、秋を迎えて一気に虚脱感に襲われるのだそう。
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■朝日を浴びて体内リズムを整えよう
秋になって気分が落ち込んだり、意欲がわかなくなってしまったりする症状の中には、「秋うつ」診断されるものもあるという。日照時間が短くなる10月頃から春頃まで続くのが特徴で、気分が落ち込む、疲れが取れない、集中できないといった症状に加え、「秋うつ」では過食や過眠が激しくなることもあるそうだ。
「秋うつ」を予防するには、日光をたくさん浴びることが大切だという。特に朝日を浴びることで神経伝達物質のセロトニンが分泌され、体内リズムも整いやすくなるそうなので、気分が落ちていると感じたら、朝のルーティーンに日光浴を追加してみるのもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数