イチョウ並木はキレイなのに… 4割以上がいつの間にか靴から臭う悪臭を経験
なんとも言えない悪臭の原因は「酪酸」と「エナント酸」のWパンチだった。
黄金色に輝くイチョウ並木。ハラハラと舞い散る葉に心奪われる美しい風景だが、場所によっては強烈な臭いが…。
■銀杏の実を踏んで靴が臭くなったことがある
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で46.2%の人が「銀杏の実を踏んで靴が臭くなり嫌な思いをした経験がある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は44.1%、女性は48.3%という結果になっている。
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■銀杏臭を漂わせたまま電車に…
編集部が話しを聞いた40代の女性は、「雨上がりのイチョウ並木を散歩していたときに滑ってしまい、お尻にも靴にも潰れた銀杏の実と汁が染みついて大変な思いをしたことがあります」と述べた。
洗ったり拭いたりしたが、臭いは取れず、銀杏臭を漂わせたまま電車で帰ったそうで、「車内でチラチラ見られているのがわかって居心地の悪い思いをしました」と振り返った。
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■子供のスニーカーのソールにベットリ
子供の帰宅とともに漂う悪臭に脱力したという30代の女性は、「通学路の銀杏が臭うので、踏まないように気をつけてほしいと伝えていたのですが、やられました…」と述べた。
スニーカーのソールの溝にベットリと実が付着しており、苦労して取ったが、臭いは完全に落としきれなかったそう。「友達からも臭いと言われて逃げられた」と笑いながら話す子供の無邪気さに和まされたが、あの臭いは勘弁してほしいと語った。
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■悪臭の原因物質によるWパンチ
銀杏の実の強烈な臭いの原因は、「酪酸」と「エナント酸」という酸性の物質のようだ。酪酸は蒸れた足から発せられる悪臭の原因物質の1つで、エナント酸は腐敗物のような悪臭を持つ腐った油の臭いの成分の一部だという。そんな2つが組み合わされば、とんでもない悪臭になるのは当然かもしれない。
臭いの元が酸性の物質であることから、踏んでしまって靴に臭いが染み込んでしまった場合はアルカリ性の重曹を使ってみるといいようだ。お気に入りの靴が履けなくなったと諦める前に、一度試してみてはいかがだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)