お土産のちんすこうに謎の落書き発見、続けて読むと… 現れた5文字が「天才の発想」と話題
沖縄の定番土産・ちんすこう。クラスメイトの施した魔改造「教養あふれる下ネタ」が話題となった。
「水と油」という言葉があるように、この世には決して相容れない組み合わせというものが、少なからず存在する。
しかし以前、X(旧・ツイッター)上では、奇跡の融合を果たした「教養」と「下ネタ」の姿が話題となっていたのをご存知だろうか。
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■一見普通のお土産、よく見ると…
今回注目したいのは、Xユーザー・むりなるさんが投稿した1件のポスト。「クラスの馬鹿がレ点付けやがった」と意味深な1文が綴られた投稿には、沖縄土産の定番・ちんすこうの箱が写った画像が添えられている。
一見すると、なんの変哲も無い光景なのだが…よく見ると「す」と「こ」の間に、漢文に使用するレ点(返り点)が書き込まれているではないか。
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■「教養を感じる」と称賛の嵐
通常、縦に書かれた文章は上から下に読んでいくものだが、レ点が使用された箇所は読む順序が逆になる。つまり…今回の場合は「ちんすこう」の「す」と「こ」を入れ替えて読むワケだ。
シンプルかつストレートな下ネタは多くのネット民のツボを射抜いたようで、件のポストは投稿から数日で2万件以上ものリポストを記録する事態に。
他のXユーザーからは「ちょっと教養を感じられるのに、やってる内容は教養ゼロで好き」「これは義務教育の勝利」「こういう頭の良いやつが考えた、頭悪い下ネタ大好き」「これもう天才だろ」など、称賛の声が相次いでいる。
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■それにしてもクラスメイト、ノリノリである
クラスの馬鹿がレ点付けやがった pic.twitter.com/K4HWgl4c9D
— むりなる (@k1204_99) January 9, 2024
ことの経緯について、ポスト投稿主・むりなるさんは「新年初めの登校日でクラスメイトが皆、帰省のお土産を持ってきており、沖縄から帰省していたクラスメイトがちんすこうを持ってきていました」「すると、クラスメイトの1人がそのちんすこうにレ点を付けた…というのが投稿の背景です」と振り返る。
むりなるさんは現在高校1年生でだそうで、レ点が書き込まれた理由について「ちょうど国語の授業で、漢文を習っていたのが大きかったです」と補足していたのが、なんとも微笑ましい限りであった。
受験シーズンになると毎年白熱するのが古文・漢文の不要論。確かにこれまでの人生を振り返り、古文や漢文が「役に立った」と感じた経験のある人は非常に少数派であろう。
しかし漢文によって得られた知識や教養がなければ、今回の「ちんすこう」の面白さを本質的に理解できない。実際、件のポストには「今までの漢文の教育はこのためにあったのか…!」という感動の声に、多数の共感が寄せられていたのだった。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)