日本でのダックス正式名、予想外の結果に目を疑う ラスト1文字が5:5で分かれる事態に…
胴長短足で、ちょこちょこ歩く姿がキュートなダックス。日本での正式表記は「フンド」「フント」のどちらが正しいか、ご存知だろうか。
短い足でちょこちょこと歩き回る姿が愛おしい「ダックス」の愛称でお馴染みの犬種。記者個人としては、この犬種こそ「地上で最もかわいらしい犬種」と認識している。
そこで今回は、ダックス好きであれば一度は頭をよぎった経験があろう「素朴な疑問」について、探っていきたい。
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■「ダックスの正式名」はどう表記する?
動物病院に通う際、問診票に愛犬の名前や年齢等と合わせて「犬種」を記入するもの。その際、ふと「ダックスフンド」と「ダックスフント」のどちらが正しいのだろう…と、考えた経験があるダックスの飼い主も多いのでは。
なお、ペットショップ等の表記でも「フンド」と「フント」の両パターンを目にする。そこで今回は、全国の10〜60代の男女800名を対象として「ダックスの正式名称」に関するアンケート調査を実施することに。
すると「ダックスフンド」の回答割合が49.8%、「ダックスフント」の割合が50.2%という結果に。どちらかに大きく偏るかと推測していたため、文字通り「真っ二つ」に分かれるのは予想外であった。
そこで、純粋犬種の犬籍登録や有能・優良犬の普及、畜犬の飼育の指導奨励、動物愛護精神の高揚のために活動し、様々な協議会を通じて「犬の素晴らしさ」「犬と暮らす楽しさ」を広く伝える国際的愛犬団体「一般社団法人ジャパンケネルクラブ」(JKC)に、ダックスの正式表記に関する話を聞いてみることに。
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■JKC公式サイトでは「フンド」とされているが…
短い手足が特徴的なダックスの体型は本来、巣穴にいるアナグマを狩る目的で改良されたもの。世のダックス愛犬家の間では有名だが、ダックス(DACHS)は「アナグマ」を、フント(HUND)は「犬」を意味するドイツ語である。
そうした背景もあり、ドイツ語読みでは「ダックスフント」と濁らない一方、英語読みの場合は「ダックスフンド」と濁点がつくため、「日本語の正式名はどちらに合わせるべきなのか…?」と迷ってしまうのだ。なお、JKC公式サイトでは、ダックスの正式名を「ダックスフンド」(DACHSHUND)と表記している。
そのため、日本では「フンド」表記が正しいのかと思いきや、JKC担当者からは「スペルに違いはありませんが、日本人の発音によって異なっていると考えられます。ジャパンケネルクラブでは英語読みの『ダックスフンド』を採用しておりますが、どちらも間違いではありません」との回答が得られたのだ。
続いては、日本国内における「ダックスの人気度合い」を見ていこう。