『モンスターハンター』と老舗だんご店の“不思議な縁” 偶然の再会に同ゲームプロデューサーも驚嘆
豊橋市を『モンスターハンター』がジャックするイベント「豊橋へ 一狩りいこうぜ!」が24日から開催。そこに一つのドラマが…。
24日から開始した人気ゲーム『モンスターハンター』シリーズと愛知県豊橋市のコラボレーション企画『豊橋へ 一狩りいこうぜ!』。豊橋市で名物「八雲だんご」を製造・販売する丸八製菓と『モンスターハンター』の“不思議な縁”を今回は紹介したい。
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■インタビューの中で…
23日に開催された同企画オープニングセレモニー終了後、記者は『モンスターハンター』シリーズプロデューサー・辻本良三氏にインタビューを実施した。
様々な企画が展開されている今回のイベントだが、記者が中でも気になったのは豊橋市の物産とモンハンのコラボだ。
地元名産品である「豆ちくわ」のパッケージには、シリーズお馴染みのハンターが肉を焼く様子が写されていたり、「ブラックサンダー」には雷を使って攻撃してくるジンオウガが描かれていたりと、ファンなら見てすぐにわかるデザイン。どれも作品愛を感じる物ばかりだ。そんな中、まさかの“再会”も…。
「今回、地元メーカーさんたちとアイデアを出し合い商品を作りました。その中の一社が丸八製菓さん。じつは丸八さん、過去に偶然一緒にお仕事をしたことがあったのです。2021年『モンスターハンターライズ』リリースの際、ゲームに登場する“カムラのうさ団子”を実際に再現し、記念品として関係者に配布したのですが、そのお団子を製造いただいたのが丸八さんで…。3年の時を経て、まさかまたご一緒できるとは思いませんでした」(辻本氏)
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■「カムラの里 うさ団子」を完全再現
インタビュー後、セレモニー会場周辺を散策していると、前述コラボ商品の試食会場に到着。数あるコラボ商品の中でひと際目を引くカラフルなカラーリングの団子を発見! この商品こそが辻本氏が話していた丸八製菓の「カムラの里 うさ団子」だ。
一番上のピンクの団子は「あんこオトもち」で備え付けの小瓶あんことの相性が抜群。2つ目はチョコミント味の「サイミント大福」となっていて黒ごまの入った爽やかなミント風味の団子にチョコガナッシュが入っている。
3つ目の黄色の団子は「雷山椒だんご」で、生姜入り白い餡に加えて山椒がピリリと効いた団子生地を使用。どれももっちもちでめちゃくちゃおいしかったが、個人的には「雷山椒だんご」の山椒の香りが鼻に抜ける感覚がクセになり、スパイシーさと甘みの組み合わせが個性的でかなり良く一番好みだった。
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■「素敵なご縁」
丸八製菓広報担当者は『モンスターハンター 』シリーズとの「縁」を喜ぶ。
「2021年に初めてやりとりさせて頂いた際は、『あのモンハンが!?』と驚きながらも受注した思い出があります。ノベルティ配布用とのことでしたが、その時点でゲーム発売日の約2ヶ月半前。カプコンさんも団子を作ってくれる企業を急いで探されていたみたいでした。そして今回は、とうとう私どもの豊橋市と『モンスターハンター』のコラボが実現。なんとも不思議な再会と思いながらも、素敵なご縁を感じています」(広報担当者)
丸八製菓と『モンスターハンター』による再びの“協力プレイ”が、豊橋をさらに盛り上げそうだ。
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■執筆者
北田力也:エンタメ、ゲーム、グルメ記事を中心に執筆している20代ライター。
小学生のころ一度ゲームを引退したが、社会人になってから友人に誘われてNintendo Switchを購入したところ、その反動もあってかドハマり。『ポケットモンスター』シリーズやFPS系ゲームをはじめ、幅広くプレイしている。
なお、最近のマイブームは『Stardew Valley』で永遠と釣りをすること。
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(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)