「心機一転とはいうけれど…」 約6割が新しい人間関係に気疲れすると回答
疲れやストレスを感じたら、頑張りすぎずに心の声に耳を傾けて。
晴れやかな気持ちでスタートを切った新年度。しかし、それから月日は流れ、そろそろ疲れが出始めた人もいるのではないだろうか。
■新しい人間関係で気疲れ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で62.5%の人が「新年度は新しい人間関係で気疲れしてしまいがちだ」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は54.9%、女性は69.9%という結果になっている。
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■仲を深められず取り残されてしまう
編集部が話を聞いた30代の男性は、「僕はあまり社交的な方ではないので、異動や配属で来た人たちと周りが仲良くなっていく中で取り残されてしまうことがよくあります」と述べた。
しかし、新たな人間関係を築こうと頑張りすぎてストレスが溜まり体調にも影響が出たことがあったそうで、それ以来無理に親しくなろうとせず自然体でいるようにしているという。ストレスを溜めるよりそのほうが良いそうだが、「まぁ、結局それで取り残されていくんですけどね」と苦笑いを見せた。
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■新しい上司との相性が気になる
上司が変わると大変だという30代の女性は、「仕事の効率や内容が上司の好みによって変わってしまい苦労したことがあるので、上司が変わるときには毎回ビクビクしながら出社します」と述べた。
幸い、情報や境遇をシェアできる同僚が職場にいるので、当時もなんとか軌道に乗せることができたそうだが、「1人だったらメンタル的につらかったかもしれない」と振り返った。
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■人は人、自分は自分と割り切って
新しい環境には様々なストレスの要因が潜んでいる。気にしていないつもりでも、「初めて会う相手からどう思われるだろうか」「異動してくるのは話しやすい人だろうか」など、ついつい考えてしまうもの。それが上司ともなれば、評価も伴うため頑張りすぎてしまう人もいるかもしれない。
人間関係にしても仕事にしても、オーバーワークの状態では長続きしない。いつもの自分でいることを心がけ、やる気が先走って仕事を抱え込みすぎないように気をつけないと、精神的にも肉体的にもつらくなってしまう。
小さな引っ掛かりも寄り集まれば大きなしこりになる。人は人、自分は自分と割り切って神経質になりすぎないことも大切なのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)