【北海道、鹿児島、山梨…】途中下車したい！絶景・グルメが味わえるローカル線5つ

本数が少ない、車両数が少ないからこそ楽しめるローカル線の旅。途中下車をして効能の高い温泉に浸かったり、清流の音や鳥のさえずりに耳を傾けてみたりと、その楽しみ方は無限大。

本記事では、途中下車もありの絶対楽しめるローカル路線を5つご紹介します。

画像をもっと見る

---

◆「清流」の名に相応しい利き酒列車

錦川鉄道錦川清流線(にしきかわてつどうにしきかわせいりゅうせん)

（川西駅～錦町駅）

画像出典：Wikipedia

清流線という名の通り、日本有数の清流脇を通る路線です。酒どころを通る列車でもあることから、「利き酒列車」なるものがあります。

山口県・岩国駅を出発し、到着するまでには「地産地消のお弁当」をはじめ、酒井酒造の「五橋」、旭酒造の「獺祭（だっさい）」、村重酒造の「金冠黒松」、八百新酒造の「雁木がんぎ」、堀江酒場の「金雀すずめ」の５銘柄が楽しめます。

画像出典：Wikipedia

途中下車をして、日本酒を呑みながら清流と釣り人をぼんやり眺めるのも贅沢な過ごし方。

関連記事：【木の根や岩をよじ登れ！】怖いけどご利益あり！？絶対行きたい秘境の神社・お寺5選

◆1日コースの長旅ならココ。途中下車でご利益も

JR山陰本線

（京都駅～幡生駅）

画像出典：Wikipedia

単線にして日本最長の鉄道路線であるJR山陰本線。京都駅から下関駅までの所要時間16時間と、1日コースの長旅になります。城崎温泉・米子・松江・出雲市とどうしても下車したくなる観光エリア街を通るこの路線。生粋の旅人であれば、日本海を見ながらの車窓を夏の思い出にしたいはず。

関連記事：【おでんの街・東京都北区赤羽】洗練された逸品だらけ！必ず食べたい厳選5店

◆日本最東端はグルメ路線としても人気

JR花咲線

（釧路駅～根室駅）

画像出典：Wikipedia

北海道にあり、JR幹線としては日本東端線。それが花咲線です。エゾシカやヒグマとの衝突事故も多く運転支障になっているところも、一時問題となってました。

画像出典：Wikipedia

グルメ路線としても人気で、サンマや牡蠣が途中下車で味わえます。もちろん、車窓も感動的できらめく丘や穏やかな海をゆっくりと見ることができます。

関連記事：迫力抜群！走る新幹線・山手線・中央線を見ながらのんびりできる都内5大スポット

◆内陸路線なのに「海」がつく理由

小海線（こうみせん）

（小淵沢駅～小諸駅）

山梨県の八ヶ岳から佐久盆地まで走る単線列車です。車窓からは、雄大な富士山・八ヶ岳を眺めることができます。列車が通る野辺山駅は、JR線で最高峰の駅。

画像出典：Wikipedia

山の中を走るため、近くに海や湖がないにもかかわらず、海がつく駅が多いことでも知られています。その理由は、平安時代まで遡ります。

大暴風雨により形成された2つの湖があり、決壊がおきるまで地元では「海」と呼ばれ、それがやがて地名になりました。途中下車をするなら、山梨ならではの肉蕎麦がおすすめ。

関連記事：電車が遅延しないのは乗客のマナーも関係していた！イタリア人から見た日本電車の凄さ！

◆本州最南端では「ビンタ」を食べよう

JR指宿枕崎線（いぶすきまくらざきせん）

（鹿児島中央駅～枕崎駅）

画像出典：Wikipedia

JR路線で最南端を走り、鹿児島内の観光電車として知られる指宿枕崎線。山川駅から枕崎駅までは、ほぼすべてが無人駅になっています。また、日本屈指の鰹漁業のエリアとしても知られています。

画像出典：Wikipedia

枕崎駅で味わえる地元名物「鰹のビンタ（鰹の頭を煮込んだもの）」は、旅の思い出として必食です。

（文／しらべぇ編集部・松岡佑季）