ガッキーの「お風呂入ろ~」に悶絶も… 社畜描写に注目の『けもなれ』第1話
ガッキーかわいいけれども、内容は思ったよりヘビーだった…。
■想像以上の内容に「しんどい」
『逃げ恥』や『アンナチュラル』の中で、「非正規雇用」や「ブラック企業」など、様々な社会問題を取り扱ってきた野木氏。本作でも初回からパワハラ、セクハラ、ゆとり世代…と多くの題材が盛り込まれた。
予想以上にヘビーな内容に圧巻され、辛くなってしまった視聴者もいたようだ。
https://twitter.com/hahaharuhi/status/1050023386628284416
1話だけで何個の社会問題が出たのか
夫婦間のいざこざという小さなものから、セクハラやパワハラ、老老介護の始まりにニートにDV、ゆとり世代(少し誇張してたが)まで
パッと思いついただけでもこんなに盛り込まれているのに軸がしっかりとしていてスッと入ってくる、只々凄い#獣になれない私たち— ちくわぶ (@raxvjvldv) October 10, 2018
つらい、つらすぎる。仕事終わりにこれを見るのはつらい。救われてほしい。 #獣になれない私たち
— ちく@ドラマ垢 (@chikuwabuyade) October 10, 2018
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■社畜描写がリアルすぎる
ヘビーとなった要因のひとつは、社畜描写のリアルさだろう。並のドラマではブラック企業の描写といえば「深夜のオフィスで栄養ドリンクを何本も一気飲みして…」的なものが多いなか、たとえば第1話では地下鉄でメールを送るシーンが非常にリアルだった。
後輩のミスで、クライアントのプレゼン資料を重要な会議直前に差し替えることになった晶。訂正したものをメールで送り、自分もその会社に向かうのだが、地下鉄に乗る直前まで晶はメールを、自販機が置かれた部分に置き、しゃがんで打ち続けたのだ。
そして、発車しないかチラチラ確認しながら、メールをなんとか送って電車に乗り込む。Wi-Fiのなかには地下鉄に入ってしまうと送れないものが多い…というのを踏まえた上での描写なのだと思われる。
取材はどんな脚本家でもすることだが、どれを選ぶかはその人の力量次第。普通なら見逃すようなことに着目し、ストーリーに違和感なく差し込む野木氏の手腕が発揮されていたワンシーンだった。