静岡県知事、パワハラ再発防止に「ですます調」の方針に物議 「口調の問題じゃない」の声も
自殺をした職員のパワハラ問題を受け、静岡県知事が再発防止として示した内容が物議を醸している。
■「違う違う」「怖さを知らない人の発想」
県知事が打ち出した方針に、ネット上では「根本的に違う」「口調の問題じゃない」との意見が多数寄せられている。
「『それ、言い過ぎですよ』と言えないのは気が弱いだけだと思ってるのかな。そんなこと言ったら翌日からもっと酷くなるかも、いやクビにさせられるかも…と考えちゃって言えないわけじゃん」
「学校のイジメだって、何か言ったらイジメがひどくなる。誰かにチクったらまたやられる…と思って言えないんだよ。この怖さを知らない人の発想」
「違う違う。そんなことじゃない。ですます調で嫌味を言い続けてる上司たくさん見てきたけどな。一発怒鳴られるよりも、もっと精神的苦痛が倍増だよ」
「根本的に違う気がする。口調じゃなくて言ってる内容だよね。『前にも言いましたよね、何やってるんですか、ちゃんとしてくださいよ。本当に使えない人ですね』だったらオッケーってこと? ってなっちゃうよ…」
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■現在パワハラを受けている人は…
しらべぇ編集部では以前、全国20~60代の社会人男女251名を対象に、「パワハラ」についての調査を行った。全体の16.3%の割合の人が、「現在職場でパワハラを受けている」と回答している。
なにかを方針を打ち出さなくてはいけなかったのだろう。しかし「パワハラ」を受けていると思っても、相手やほかの同僚には言い出しにくいものだろう。全ての会社において、「言葉の暴力」を重く受け止め、対策を考えていかなければいけない。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)
対象:全国20代〜60代社会人男女251名(有効回答数)