『鬼滅の刃』ブラックエンジェルズなど平松伸二作品と多くの共通点を発見
鬼滅の刃とブラックエンジェルズ、まさかの共通点多数
次号週刊少年ジャンプで最終回を迎えるとウワサの、超人気マンガ『鬼滅の刃』。そのウワサが広がるにつれ、ネット上では大きな話題となった。
そんな鬼滅の刃、おなじくジャンプの大ヒットマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』と設定の共通点があり、インスパイアを受けているのでは? とも言われているのだが、じつはジョジョの奇妙な冒険よりも多く共通しているマンガがある。
■平松伸二作品と鬼滅の刃に似ている点多数
そのマンガとは、1981年から1985年にかけて週刊少年ジャンプで連載された、平松伸二先生作の伝説マンガ『ブラック・エンジェルズ』。さまざまな共通点があるが、とくに人物についてはかなり似ている設定が多い。
また、ブラックエンジェルズ以外にも平松伸二先生の作品に影響を受けたと予想できる作品があるので、いったいどこが似ているのか詳しく説明したいと思う。
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■竈門炭治郎と雪藤洋士の共通点
鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎は、宿敵の鬼舞辻無惨に家族を惨殺され、鬼を滅ぼすための修行を受ける。ブラックエンジェルズの主人公・雪藤洋士も育ての親(おじ夫婦)を強盗に殺され、姉も無実の罪をなすりつけられ自殺、その後法で裁けない悪を滅ぼす、冷徹な闇の暗殺者になるという流れが共通。
また、性格は非常に温和なことも一致しており、気の毒な状況にある敵は苦しませずに倒すという部分も一致している。
たとえば炭治郎は那田蜘蛛山で『累の母』を倒すときに『水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨』を使い無痛で倒し、雪藤洋士は暴力団に覚せい剤中毒にされ、薬を買うために殺人を繰り返していた女性を苦しませずに倒す優しさを見せた。
ちなみに、炭治郎は鬼舞辻無惨に向かって「地獄に行くのはお前だ」と言ったことがあるが、ブラックエンジェルズの主人公・雪藤洋士の名ゼリフは「地獄へ落ちろ!!」。セリフも似たものがある。
ほかにも炭治郎の刀の色は黒、雪藤洋士も黒いボディスーツや自転車など、イメージカラーが黒であることも一致している。