40代女性の3割が転職活動で理不尽な経験 コロナ禍で失業者増える中の不安
必要に迫られる人が増える転職。活動には覚悟も必要か。
■理不尽な思いをした人の声は
理不尽な思いをしたと話すのは、40代女性のKさんだ。
「20代の頃、キャリアアップを志して転職活動をしたのですが、ある会社の面接で『結婚の予定はありますか』と、聞かれた。寿退社や産休を取られることが嫌でそういうことを質問したのでしょうが、かなり気分が悪かった。
『将来的にはしたいと思っている。仕事は続けていきたい』と答えたのですが、やっぱり落とされました。そんな会社に入りたくないとは思いましたが、色々と理不尽なものを感じた」
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■30代男性も経験を口に
30代男性のMさんも、理不尽な経験をしたという。
「私はシステムエンジニアで、もっと待遇の良い会社を求めて転職活動をした。求人票に『経験に応じて相談』と書いてあることが多いのですが、面接で給与を聞くと、相手の顔が曇るように感じた。
なかには、『まずウチの会社で何が出来るかで、そういうことは後の話』と言われたこともあった。こっちは仕事に自信があるなかで、良い待遇を求めているのに、『給与を聞くな』というのは理不尽だと思う。
そんな私ですが、諦めずに転職活動をして、今の会社がしっかりと給与面を説明してくれて、入社し現在5年目。良い会社に出会えた」
実際には数値よりも多いとみられるコロナ影響の失業者。行政による再就職に向けたさらなる支援を期待したい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
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