ビートたけしが小松政夫さんに示した敬意 ネットでは懐かしむ声が相次ぐ
『Nキャス』で7日に亡くなった小松政夫さんについてビートたけしがコメント。彼の偉大な功績を語った。
13日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしが出演。7日に肝細胞がんのため亡くなったコメディアンの小松政夫さんについてコメントをした。
■たけしが大きな影響を受けた
番組では、小松さんの生前のVTRでバラエティ界での彼の功績を振り返った。
たけしは、「松さんはテレビのバラエティで時間をかけない一発ギャグでお茶の間で凄い人気が出た」としつつ、「我々はそれを見ていて、お茶の間に文句を言う世代が生まれてきた。小松さんの温かい雰囲気をオイラは潰そうとした。それで憎まれ口ばっかり叩いた」と1つ上の世代である小松さんから大きな影響を受けたことを明かした。
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■ギャグの対立構造
続けて、「一般受けするいい人と悪いたけし」「ドリフターズの真面目なコントとくだらないことするひょうきん族」のような対立的な雰囲気の笑いが生まれたとしている。
小松さんのような人が子供から大人まで笑えるギャグを目指したのに対したけしは「わかる人だけ笑ってくれればいいってギャグをやっちゃったんで」と自身の芸風を反省。
「そのうち、テレビに見慣れてきた人が増え、どっちでも笑ってくれるようになった」と自身の芸風で成功した理由を分析した。
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■懐かしむ声相次ぐ
たけしが昔の芸風が対極的な構造をしていたことを振り返るとネットでは「小松さんはコメントにウィットがあって面白かったな」「お笑いの功績は忘れない。すごい人だった」「たけしいい話してる! 一発ギャグすきだった」と懐かしむ声が多く寄せられた。
お笑い界でもレジェンドであるたけしも大きな影響を受けた小松さんの芸風は、今でもバラエティの骨格になっていると言っていいだろう。それだけに亡くなってしまったのは非常に惜しいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)